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すずちんが小説を書き始めたきっかけ

『幹と美樹』見事MVK受賞〜!!!

いえーーーーーい!🎉🎉🎉

(美樹も幹先生もきっと喜んでくれていることでしょう!!)

せっかくなので、私がどんな経緯で小説執筆を始めたのか、振り返ってみたいと思います。

元々、架空の物語を妄想するのが趣味でした。
小学生の頃は少女漫画が大好きで、漫画の絵を真似してイラストを書いていました。

中学生の頃になると、本格的に妄想するようになり、自分の考えたストーリーを誰にも見られない日記帳に、下手くそなイラストを合わせて、漫画チックに書いていました。

その漫画もどきは、高校生になってもずっと書いていて、でも本気で漫画家になりたいとかは一切思わず、ただただ自分の妄想を絵で表現するのが楽しかったんです。

そして、高校三年生になって、受験勉強が本格始動した私はストレスがピークに達しました。

そのストレス解消のため、夜な夜な、布団の中でスマホをいじって、ケータイ小説を読んでいました。
(恋空とか世代の人は分かるかな?w当時流行っていたんですよねケータイ小説)

ネットにアップされているそのケータイ小説を読んでいくうちに『これ、自分でも書けんじゃね?w』と思い始めました。

どれも素人が書いたものだったので、なかには全く語彙力が達者ではない作品もありましたw
だからこそ『小説を書く』ってことに対してかなりハードルが下がって、興味本位で、ぽちぽちとスマホをいじって小説を書き始めました。

もちろん、書き方なんて知りませんから、見様見真似です。でも、自分の脳内で紡がれるストーリーが文章として出来上がっていくのが快感で、私は夢中になって書きました。

(ここらへんは美樹と全く同じですねw)

――とはいっても、小説を書くのは趣味にすら及ばないものでした。受験勉強が終われば、大学に進学し、薬学部だった私は毎日勉強でひいこらしていましたから。

けれど、その大学も夏休みや春休みになると、膨大な時間が与えられました。最初こそ自由の身になった気分で、自分のやりたかったことや好きなことに没頭していましたが、それらも全てやり尽くすと、暇になり、時間を潰すのが苦痛になりました。

そして暇になった私は、また妄想を始めました。受験のときと違って、時間がたっぷりあったので、思いついた妄想をその都度、スマホのメモ帳に書き連ねていきました。

でも、また長期休みが終わると、忙しい生活に逆戻りするので、妄想も小説執筆もできません。
そしてまた休みに突入すると、またスマホにぽちぽち自分の物語を書き溜めていく。その繰り返しでした。

それから数年後、私は初めてひとつの小説を書き上げました。今までは、自分の思いついた好きなシーンだけ断片的に書いて、それで満足して終わっていたので、物語を完結させられたことに、私はびっくりしました。
すごく短い作品でしたが、達成感で胸がいっぱいでした。

(実は小説というのは、完結させることが死ぬほど難しいのです。途中で飽きて中途半端に終わることが大半なので)

そして――せっかく完成させられたんだし、と、私はネットにその小説をアップしました。

それからしばらくして、その小説に感想コメントが寄せられました。

「感動して泣きました。このサイトで一番好きな小説です」

と。

ぽかん、としながらも、今までに感じたことのない史上最高の歓びを、そのとき、味わいました。

自分の言葉で、文章で、ストーリーで、人の心を揺さぶることが出来るんだ。

そしてそれは、何にも代え難い幸福なんだと。

それを知ってしまった私は、やっぱり今でも、小説を書いています。

もちろん、大学時代と変わらず、仕事があったり他にやりたいことがあれば、後回し。
ガチで暇にならない限り、私は小説に手を出しませんwというか、出せません。

だからまじで、小説に没頭できる時期は年に一回あるかないかですが――そのタイミングになると、私は小説を量産しますw

そういう不定期な趣味を、なんだかんだ8年ほど続けています。

最初はストレス発散のためだったものが、次に自己満足という趣味になり、そして『人に伝わるものを作りたい』『人に届けたい』という創作欲求に変わっていきました。

今ではインスタに毎日投稿するぐらい、小説にハマっています。

特に最近書いてて思うのは
私が普段感じたり考えたりしてること。日常生活においての気づきや学び。それが知らず知らずのうちに登場人物の行動や価値観に反映されてるな、と。

ま、当たり前っちゃ当たり前なんですけど
でも、小説を書いてみて、そして読み返してみて『あ、私ってこういう価値観持ってるんだな』とか『こういう思考回路なんだな』とか、小説という娯楽の観点以外で、意外と面白い発見があったりしますw

でもまさか……ただの趣味であり自己満足でしかなかった小説が、ここまで私を連れてきてくれたなんて……私自身も夢見心地です。
(三度目のMVK本当に嬉しいです!ありがとうございます!)

……というか、小説というものが、ブログや発信同様、『学び』や『気づき』を与えられるという役割があったということに気付けたのが大きな収穫でした。(私にとって小説はいち娯楽にすぎなかったので)

そして小説に組み込まれるストーリーは、やっぱり私自身の人生、経験したきたものがぎゅっと凝縮されていて、今までの人生経験がこんな風に昇華されていくんだな、と、ある意味、今までの人生を肯定してもらった気分です。

また、今回の『幹と美樹』を経て、自分でも『あぁ、こう書けば人に伝わるのかも』という書き方や落とし込み方のポイントが、少し掴めた気がするので、しばらく飽きるまで、小説執筆は続けてみたいと思います(笑)

とまぁ、つらつらここまで書いてみましたが
いかがでしたか?笑
読者のあなたのためになる要素が一つでもあれば嬉しいです😊

では、すずちんでした!

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