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あのアドバイスは本物だった!?『幹と美樹』の裏話

こんにちは!すずちん(千寿)です。

この度は、私の小説「幹と美樹」を読んで頂き、ありがとうございました。

未読の方はこちら↓からどうぞ。

https://estar.jp/novels/25646877

いかがだったでしょうか?
少しでも読者のあなたの心に残るものがあれば嬉しく思います。

ここでは、「幹と美樹」の作成の裏話(あとがき的なやつですね)をしていきます。

作中で幹先生は美樹に「名前を丁寧に書きなさい。そうすれば何かが変わるから」と伝えています。

実はこれ、私の高校生のときの実体験です(笑)

私の高校二年生のときの、国語教師がまじで鉄仮面でなに考えているか分かんないロボット教師みたいな先生でw(男性ですが)
その鉄仮面教師が授業中に「名前を丁寧に書きましょう。そうすれば何かが変わります」と、淡々と語っていたんです。(幹先生のモデルはまんまこの男性教師ですw)

そのとき私は「いや、その何かって何やねん!」と、突っ込みたくなりました(笑)たぶん、ほとんどの生徒はその教師のアドバイスを聞き流していたと思います。(むしろそれが普通ですよね)
でも、私はなんか心に引っかかるものがあって、それから自分の名前を丁寧に書き始めるようになりました。

あのアドバイスを受けてから、7年弱経ちますが、未だにちゃんと、名前は丁寧に書くようにしています。(美樹と幹先生のような素敵な交流は全くありませんがw)

私の国語教師は「何かが変わる」その答えは語っていませんでしたが、私なりに経験して感じた「何か」の答えを、作中で幹先生が自分の人生を語るシーンに、詰め込んでみました。

私は自分の名前が大好きですし、最高の名前だと思っています。でも、美樹のように自分の名前にコンプレックスがあったり、なんかあんまり好きじゃないな、と感じている方もいると思います。それは、しょうがないですよね。(名付け)親と自分の感性って、違いますから。

だけど、自分の名前が嫌いだったとしても「丁寧に書く」をぜひやってみてほしいです。
ポイントカード、問診票、手続きの書類、日常において色んな場面で自分の名前を書くことって結構多いですからね。

私は名前を丁寧に書き始めてから「名前を丁寧に書くって、自分に対して敬意を払うことなのかな」と、感じ始めました。

名前って、自分の分身じゃないですか。名前が存在しないと、私たちってただのいち人間にすぎないし、区別もつけられませんよね。

でも、名前が存在することで、個別認識ができる。だから名前って「この人ってこんな人なんですよ〜」っていう、その人の全て(容姿、思考、価値観、行動など)を象徴するような、短〜く一つの単語に凝縮したものなのかなと思っています。

だからこそ、自分の名前は選べないかもしれないけど、その名前を丁寧に扱う。お気に入りのマグカップを丁寧に洗うように。大切な人を優しく抱き締めるように。

それって、ものすご〜〜〜っく、重要で、大切なことだと思います。

好きになれなくても、丁寧に扱う。

これだけで「何か」が少しずつ変わってきますよ。笑

では、すずちん(千寿)でした!

~最後に~
「幹と美樹」を読んで下さり、本当に本当にありがとうございます。
もしよろしければ、コメント欄などに一言でもいいので!!感想を頂けると、死ぬほど喜びますw
(小説の感想をもらえる機会って、滅多にないので~~!泣)

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