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体のなかのそとの世界

タロット鑑定士&ボディートークのセッションをお届けする「すずむぅ」こと、いしいひさえです。

体の中、と言われたらどこをイメージしますか?
あまり考えたりしませんよね。
頭のてっぺんから手足の先まで、このシルエットの内側は体の中。
漠然とそう思っていました。

それは違うんだよ、と教えられたのはいつのことだったでしょうか。

口から肛門までは消化管と言われる一本の管(くだ)の作りになっています。
そして医学的にはくだの中は体の外と考えられているのです。
おおざっぱに例えると「ちくわ」でしょうか。ちくわの穴は外の世界に触れてます。人間は考えるちくわである。えー。

さっき食べたおにぎりは、わたしの体内に取り込まれたように見えますが、おにぎりの所在地は体の外なのです。

どうなったら体に入ったといえるのか?

おにぎりは
胃のなかで消化液と混ぜられて、こねられて、形を失い、さらに小腸で消化液と混ぜられて、こねられて、こねられて、液体になります。これが消化です。
とてもとても小さな分子と呼ばれるサイズになり、体の中に取り込まれます。これが吸収です。
栄養素として必要なものは小腸で吸収され、残ったものは大腸に送られ、大腸で水分が吸収されると、残りが便となります。
長い旅路を終えたおにぎりはすっかり変わり果てた姿に。
ありがとう。さようなら。

とても簡単に書きましたが、おにぎりひとつの旅路を思っても、体ってすごいなぁ、と思うのです。

ふだん、わたしたちが意識せずとも体はさまざまなことをしています。
意識的に動かせるところはごく一部で、大部分の働きは無意識に行われています。
我々にとっては無意識ですが、器官や細胞組織はその役割と、どう働けば良いのかを知っています。
そして、自分たちの役割のみでなく、体中の他の細胞組織たちとコミュニケーションを取り、互いに協調しています。

細胞たちをオーケストラの楽団員と例えると、何を演奏するのか、どんなテンポなのか、協調できているのか、楽団員を率いる指揮者がいるようです。

体の中の少し小さな視点と、そこではどんなことが起きているのか、そんなことを書いていきたいなと思います。

はじめましてのご挨拶と、モニターセッション募集の記事はこちら↓です。



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