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あなたを守りたい〜メラニンのこと〜

そろそろ梅雨が明けそうですね。本格的な夏到来、となると日差しの強さが気になりますね。
こんにちは。タロットの鑑定とボディートークの施術をお届けする「すずむぅ」こと、いしいひさえです。
昭和の頃の海辺では、綺麗に焼くためにサンオイルというものを塗る姿が見られたような気がします。いつの頃からか美白がもてはやされ、海水浴やプールに行くわけではなくとも、日焼け止めを塗ることがごく当たり前の日常となりました。
「焼きたくない」「紫外線は肌によくない」「色白は七難隠す」(古い?)
なんといってもお年頃の我々に大きく立ちはだかるのは「しみ」問題です。
「しみ」といえば、メラニンという言葉が浮かぶのではないでしょうか。
メラニンて、なんでしょうか?

メラニンが作られるわけ

皮膚は三層に分けられるのですが、最も外側の層である表皮にメラノサイトという細胞がいます。このメラノサイトがメラニンという色素を作り出しています
メラノサイトに紫外線という刺激が与えられると、メラニンを作る量が増えます。メラノサイトだけでなく、表皮のケラチノサイトという細胞も紫外線によって「メラニンを作って〜」という指令をメラノサイトに出します。
作られたメラニンはケラチノサイトに取り込まれ、ケラチノサイトの核の中にあるDNAを紫外線による損傷から守ります
細胞が損傷を受けるとターンオーバーが乱れたり肌の保湿機能が損なわれるので皮膚の健やかさを保つためにメラニンは働いているのです。

さよならメラニン

メラニンが体から排出されるには2つのパターンがあります。
① ケラチノサイトに取り込まれたメラニンが、ケラチノサイトとともに皮膚の表面へと移動(ターンオーバー)して、垢となって排出
② 表皮ではなく真皮層(皮膚の三層のうちの二番目の層)に沈み、マクロファージに捕食される。(マクロファージは異物を貪食する白血球の仲間です)

この機能がきちんと働いていれば、メラニンが肌に残ってしまうことはないのですが、加齢やストレス、お手入れ不足などにより排出しきれことが。

排出がうまくいかないという理由の他に、メラニンの過剰な産生があるときにも色素は沈着しやすくなります。
どんな時に過剰になるかというと
肌が傷んでいるところに紫外線を浴びる
強すぎる紫外線の刺激(長時間や度重なる曝露)

肌が傷んで刺激に過敏であったり、すでに紫外線を浴びてメラニンを量産していると、細胞の分裂能力は落ちています。
そこにさらなる刺激が加わると、皮膚を厚くすることで守ろうと急激に細胞を増やそうとします。その増えた細胞が、またメラニンを作りなさい!と命令するので、過剰にメラニンが作られていきます。
そして、お肌は「どうせまた紫外線を浴びるんでしょ」「また刺激が来るかもしれないから備えなきゃ」と、刺激がないときにもメラニンを産生し続けます。
処理能力を超えて産生されれば肌にメラニンが残ってしまいますし、メラニンを過剰に抱え込んだ細胞は機能も落ちるという負のループになります。

さてどうしたら

メラニンのことを考えるだけで、いろいろなことが絡み合って作用していることがわかります。
シミの原因は、紫外線だけではなくて、女性ホルモンや、体内で作られる活性酸素も影響します。
避けられる原因はもちろん取り除いた方が良いですが、避けられないものもあります。体の働きを考えると、必要があって起きていることであり、役目が終わればきちんとそれを排出することもできるという、そもそもの体のサイクルに目を向けてみることも大切だな、と思います。
体の素材としての栄養が足りているかな。細胞を機能させるための栄養や酸素はちゃんと滞りなく届いているかな。要らなくなったものを手放すことはできているのかな。肌に意識を向けて日々大切にしているかな。

ボディートークは人が本来持っている自然治癒力を回復するお手伝ができます。ストレスなどによって低下した心身のコミュニケーションを明らかにすることで、体は自らの調律を取り戻します。
プロトコールチャートというものに沿ってコミュニケーションを取りたがっている項目を探索していくのですが、その中に皮膚の傷やシミという項目があります。なぜかなかなか治らない傷や、不自然なシミは、もしかしたら体の内側や心に残った何かを表現しているのかもしれませんね。
皮膚は外からの影響だけでなく、内側のことを私たちに見せてくれるディスプレイなのですから。

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暑さが本格的になりそうです。こまめな水分補給と、お肌の保湿も忘れずにどうぞ!



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