見出し画像

鴨ビアー

2020.7.5

2日間の営業を終えました。
お越しくださった皆さま、ありがとうございました。

商品は玄関先にまとめて、見えるところで作業しながらお客様のお越しを待つ、というスタイルをとってみました。
やってることはそんなかわらんのですが、
やっぱりお店を開けているとなんだか背筋が伸びる気持ちです。
最近は猫背の前のめりで作業作業作業というかんじでしたので…。

店頭に置いているいらっしゃいませ帖の、かいてあるページがふえました。
心機一転、とおろした日々の売り上げ帖の、かいてあるページも増えました。
こうやって綴る日記も増えます。
観測上は時間の流れ、秒針の動きは変わらないんでしょうけれども、
ひさしぶりに自分がここに暮らしていて、
ここで作って生きているんだなあと改めて思った2日間でした。

家で店でアトリエだなんて、贅沢な暮らし。
ここで作って生きていて、立ち寄ってくださる方がおられて、一方で例えば北海道なんて遠いところに、市バスの片道運賃くらいの値段でノートを送ったりして。

時間も距離も関係ないところで動く世界、
時間と距離に制限されて動く世界、
実際に人の顔をみるコミュニケーションと、
ぜんぜんそうでもない関係。

世界は多面的、というよりやっぱり球、いやいやもっとつかめない、大気の層のようなもの。
数学の問題で出てきた、点Pの居場所で求める解を捉えるような。

営業を終えて、鴨川にビールを呑みにきました。
目の前には刻一刻と形を変える雲
同じ場所にはいない川の、流れ。
ここに水があります、
かき混ぜたら渦をつくりました、
さてこれは、水でしょうか渦でしょうか?

満月の前の夕暮れを見届けたら、おうちに帰ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?