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仲間募集について

変わってるね~と、学生時代からよく言われます。発想が変わってるんだそうです。でもちゃんと話すと、奇をてらっている訳でも、奇異なものでもないらしい。

国語と算数がずば抜けて得意でしたが、数学の解き方は凄く独特だったみたいで、先生方とよく揉めました(笑)

そんな私が考えるスズメベースは、やっぱり独特なのかもしれない。でも考えを知れば、かなりシンプル。大人らしい固定観念が強い人には、難しいのかも…。

メンバーは営利目的もいるけど
スズメベース自体は非営利です

メンバーはそれぞれですが、スズメベースの運営自体は非営利なので、お金に関係なく、面白い人が集まってきたらいいな~と思っています。儲けなければ!がないから、ガツガツしていません。のんきです。

ただ、棚メンバーが早く揃ってくれないかな~とは思っています。それは店頭の棚が見るからに寂しいことと、妙な空き店舗があるひなびたビルみたいに、開店休業っぽい感じが視覚的にあるからです。

あともう1つ。棚メンバーが揃わないと、店頭部分の方針が決まらないからです。

一般的なスペース貸しと
仲間募集の違い

スズメベースの取り組み自体はビジネスではないため、単発貸し、スペース貸し、棚貸し、委託販売…という概念ではありません。スズメベースは仲間を募集して、仲間で場所を使っています。

スペース貸しと仲間、何がどう違うのか…。

スペース貸しはまぁそれぞれのやり方があるとは思いますが、大雑把にいえばスペースを賃料を取って貸す状態だと思います。大体は面積と賃貸料が決まっている感じでしょうか。自分のことと、周囲のことを多少気にしつつ…という感じでしょうか。

スズメベースは仲間を募集しているので、まず面積や賃料の約束はありません。1棚といっているのは単なる目安です。自分と棚だけのことを考えるのはスペース貸しであって、それでは仲間とはいえません。スズメベース全体のこと、他のメンバーのことも一緒に考えていく。他のメンバーがやっていることも応援するし、協力する。そんな感じです。

その人たち自身が決めた方が
使いやすいし、やりやすい

棚を希望する人数が揃ったら、棚の使い方や販売の仕方などは、棚メンバー内で考えて、決めてもらいます。施術スペースに関しても同じです。

現在、棚メンバーは橙珈琲書房と、あおだま雑貨店の2名で、しかも始まったばかりなので、私やゴーゴーリフレさんも入って話し合いをしています。物販するといっても考え方、扱う商品や価格帯はまちまちです。メンバーによって、本当にいろいろ違います。

橙珈琲書房の商品は店番する全員が販売していますが、あおだま雑貨店の商品は、本人が店番する日と、スズメベースのオーナーが店番する日にしか販売していません。(販売日以外は幕をかけています。)

メンバーになる人やなろうとする人は、あまり暇な人がいないので、店番の問題が必ず出てきます。店番がいなければ、店は開かない。そうなったら、ただの閉じられた空間に過ぎません。棚メンバーはその辺のことも考えなければ、やっていけなくなるかもしれません。

ちなみに、今まで見学に来た人が言っていたことをまとめると

・他の人の商品も売ってあげるよ。
・自分の商品は自分だけが売りたい。
・他の人の商品は売りたくない。
・他の人の商品は売りたくないけど
 自分の商品は他の人にも売って欲しい。
・商品の価格が高いので店番の気がひける。
・他の人の売上のお金を預かりたくない。

などがありました。
とにかく物販がしたい!という希望は同じでも、本当に考え方は人それぞれなんです。何割かは「だったら、スペース貸しや委託販売のところに行けば?」と、話しながら思ったりしました。人間っていろんな人がいるんですね。

スズメベースの場合、会費はスズメベースの賃貸料とビルの共益費、電気代、wifi料金だけに使うので、店番代はどちらの意味としても発生しません。なにかしらの手数料もないです。だからこそ、同じ目的の人はその中で話し合って、いろいろ決めた方がいいと、私は思っています。

例えば、今つかっている棚は、どうしても暗くなりがちなので、嫌だったら捨てて、他の棚に買えてもいいよ~と伝えてあります。デコレーションも自由にどうぞ…と。個人宅の外観問題や、分譲マンションとかじゃないけれど、棚メンバーが揃ったら、話し合って決めればいいと思っています。

それは施術スペースを使う奥メンバーや、箱・テーブルメンバーも同じです。まだメインメンバー(棚メンバー&奥メンバー)がぐらついているので、まずはそちらからですが。

仲間がいると考えが広がるし、手分けもできる。ゆくゆくは揉めることもあるかもしれないけど、1人じゃ揉めることもできない。仲間がいるってやっぱりいいな!と思っています。

最後に…

まだ始まったばかりで、決めなきゃならないことが山積みですが、とにかく私以外はみんな忙しい人ばかりなので、無理に押し進めようとも思えません。

とりあえず外看板をつけよう!と、月1会議で提案しました。何をやっている場所なのか、やってるのかやってないのか、看板をつけないとわからないので。

スズメベースのチラシは、ごく簡単なものですが一応作りました。頑張っているメンバーの足を引っ張りたくはないし、応援したい。そして、棚が空いていて寂しいから、脱ゴーストタウン!とも思っているし、やりたいことがあるけど踏み出せずにいる人にも届いて欲しい!!と、心から思っています。

自分だけのことしか考えられない人や、損得勘定が凄い人には不向きですが、スズメベースは並みな人ならば仲間としてやっていけると思います。

東京三鷹生まれの三鷹育ち。自分の居場所を求めて富良野、京都、東京多摩地区を転々としたのち三鷹に戻り、以降ずっと三鷹に在住。2016年2月、本好きと、長く続いた居場所探しの経験を活かし、地元でゆるい感覚のまちライブラリーをスタート。ひっそり人好き。地域クリエイター。