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聖闘士聖火第6話~第三の戦士!聖闘士聖木!~

俺の家に聖火が一時的に安置されることになって半年が過ぎた。

俺は聖火に選ばれた戦士として、今日も邪気を祓う!

「くらえ!聖火(ホーリーファイア)!」
赤い腕輪が光り輝き、握りしめた松明から邪悪なる土塊に聖なる炎が噴射される!

「ジャドーッ!!」
しかし邪悪なる土塊は全くひるまない。
「なに!?全然効いてねえだと!?」

『たわけ者!火生土(かしょうど)。物が燃えればあとには灰が残り、灰は土に還る。聖火はむしろ邪土にさらなる力を与えるだけじゃ!』
聖火の精霊は冷静に事実を伝える。

「私に任せて!聖水(ホーリーウォータ)!」
聖闘士聖火の前に飛び出した聖闘士の青い腕輪が光り輝き、両手で構えた長杖から邪悪なる土塊に聖なる水が噴射される!

「ジャドーッ!!」
しかし邪悪なる土塊は全くひるまない。
「ええ!?なんで!?土属性は水属性に弱いのが常識じゃないの!?」

『土剋水(どこくすい)。土は水を濁すの。邪土に聖水は通じないわ』
聖水の精霊は冷静に事実を伝える。
「そんな……」

「打つ手なしかよ……!」
俺の家に聖火が一時的に安置されることになって半年間、俺は聖闘士として邪木や邪火を浄化してきた。聖水が一時的に安置されることになった静流も、最初はいやいやだったが協力してくれるようになった。

二人なら、どんな邪気でも祓える。そう思っていたのに……。

「どうすりゃいいんだよ!くそ!」
もはや諦めかけたその時だった。

「聖木(ホーリーツリー)!」
謎の声とともに邪悪なる土塊に聖なる木の杭が突き刺さる!

「ジャドーッ!?」
土塊が苦しみだした!

「木剋土(もっこくど)。木は養分を吸い取って土地を痩せさせる」
「誰だアンタ……」
俺が声の方向を見ると、そこにはパイルバンカーを構えた男がいた。その男は、緑色に光り輝く腕輪を身に着けている。

「遅くなって済まない。ボクは聖闘士聖木。君たちと同じ、聖別された戦士さ」

◆続かない◆

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