見出し画像

笑って、ほっこりして、:春風亭一之輔 第7回春爛漫京都独演会

2024.04.06京都市呉竹文化センター

昼の部にお邪魔しました。
コロナ禍での連続オンライン配信以来のファンの妻と同行。
「丹波橋駅」すぐの呉竹文化センターは住宅街の真ん中にあって、
「え?ここ?」
って感じでしたが、以前に演ってた会館が改修になってこちらで…と言うことのようです。
600名入れるようなので、結構立派なホールなんですけどね。
(ロケーションのことは枕で一之輔さんもネタにしてましたw)



<つる>
ご隠居さんに「つる」のいわれを聞いて、それを他で披露しようとして…


<花見酒>
花見客の多さをみて、「ここで酒を売ったら」と企んだ2人。樽に入れた酒を運ぶうちに、その匂いに惹かれて…



仲入り前の2題は軽めの笑い話。
まあ、「落語らしい」って感じかな?
一之輔さんらしいキャラで、たっぷり笑わせてもらいました。



仲入り後の「子は鎹(かすがい)」は、「子別れ」の後半部分。
少し前に立川談春さんで「子別れ」をタップリ聞かせてもらってました。


<子は鎹>
酒に溺れて妻子を追い出してしまった熊。
すっかり改心して、仕事に精を出しているが、追い出した妻子には合わせる顔がない。
ある日、お得意様のところへ行く途中、バッタリ息子の亀吉に出会ってしまい…



「子別れ」は前半と後半で「熊」が人が変わったようになる。
そのことを談春さんは「解説」してましたが、一之輔さんもサラッとそこに触れてました。
そこを深掘りするのが談春さん。
サラリと行くのが一之輔さん。
どっちがいいって話じゃなくて、それぞれの持ち味ですな。これは。
そういう聴き比べもまた、面白い。



後味の良い話に、気持ち良い気分になって会場を出ました。
今年のツアー(ドッサりまわるぜ)もあるはずですから、年内にもう一回くらいはお邪魔できるかな?
しかし、「笑点」も出てるのに、よく働きますねぇ。
いや、ありがたいんだけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?