綱渡りのストーンズw:ドキュメンタリー「1971」
AppleTV+のドキュメンタリー「1971 その年、音楽が全てを変えた」。
どなたかのnoteの記事を読んで、アップされたのを知って、
「まあぼちぼち見ますかな」
と手をつけたんですが、土曜の夜に見始めて、月曜の朝(通勤中)に見終わっちゃいました。
8エピソード、360分。
いやぁ、面白かったですw。
ビートルズが解散し、ジミヘン・ジョプリン・モリソンが死に、ヒッピー文化が終焉を迎えた後の「1971年」。
その年、「音楽」は社会を変える力を持ち、21世紀につながる「変化」を生み出した。
…基本的なテーマはこういったところでしょうか。
もともとそういう本があって、それをベースに作られたドキュメンタリーのようです。
BLM運動に通じる、「人種差別への運動」「ブラックパワー」、それを反映し、支えるブラックミュージックの隆盛…なんかは、まさに「現代」を投射するような動き。
ただそこを取り上げるだけじゃなくて、「ティナ・ターナー」を取り上げることで、そこに「女性問題」なんかも被せてきて、なかなか複層的な作りになっています。
キーとなる「曲」を流す時、当時の映像に今風の字幕を重ねることで、現代的なMV的しつらえにするあたり、「音楽を楽しむ」という点でも、なかなか見逃せない作りになてます。
ここら辺のことって、「知識」としては頭の中に入ってるんですが、大きな流れに沿って、実際の映像を見せられることで、
「なるほど、こういうことやったんか…」
と気付かされる事も少なくなかったです。
映像的には、かなり「残酷映像」もそのまま流してるんで、ショッキングなところも少なくないんですが…。
(一方でクラフトワークを取り上げる下りなんかはどうかな…とも思いましたけどね。電子音楽の流れをコメントしたかったんでしょうが、チョット早いでしょうw)
70年代洋楽に興味がある人なら、映像を見るだけでも、かなり楽しめるし、知識のアップデートにもなる作品だと思います。
出てくるアーティストや曲について話し出したら止まらなくなっちゃいそうです。
僕の子供たちなんかには「はあ?」でしょうけどね。(特に音楽にハマってるわけでもないので)
そういう意味じゃ、中年以上むけプログラム…かもw。
ちなみにローリングストーンズ。
税金が払えなくてイギリスから逃げて、フランス(プロヴァンス)に行き、そこでドラッグに(主に)キースがハマって警察とマフィアに目をつけられてアメリカに逃亡。
その中で制作していた「ならず者」を引っ提げてのライブが大成功して、音楽ビジネスの規模を一段大きくした。
…って、アップダウンありすぎw。
ここら辺の当時の映像も「おいおい」って感じです。(スライ・ストーンとかもね。こっちもそこから「暴動」が出て来るってのが凄いけど)
Apple Musicで僕が作ったプレイリストが下段。
ご参考まで。
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