熱量が低いミステリー?:「OP」
例によって朝日新聞の書評欄で取り上げられたマンガ。
…なんですが、一読すると「普通?」
ただ何か不思議な肌合いを感じる作品でもありました。
OP 夜明至の色のない日々(1、2巻)
主人公は保険調査員で、過去のなんらかの「事件」(子供を失ったようです)で感情を失くした(らしい)中年男性。
そこに「尊属殺人」の加害者で、ヒトの感情が「色」で見える少年が同居することになり…
という設定。
彼らが「事件」を解決する(1巻で2件、2巻は1件の事件を扱っています)のと並行して、彼ら自身の「過去」も浮かび上がってくる…ハズなんだけど、まだそこまで強くは打ち出されてないというか…。
感情がないのも、感情を色で見れるのも、あんまり劇的には描かれてないし、全体的に熱量が低い描き方なんじゃないかなぁ。
でもそれが「味」になってるのは、まあ確かです。
息子はちょっと気に入った様子。
続刊、購入するかもしれません。
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