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BRUTUS:全世代に捧げる歌謡曲特集

「おお、なかなか面白そう」
と購入(電子書籍)したんですが、昼休みに特集冒頭の近田春夫さんの記事「#気分は歌謡曲2022」を読んだだけで、お腹いっぱいにw。

<歌謡曲の基底を成す価値観は、「不幸せ」に対する被虐的な興奮。>
とか、

<世界のメインストリームにおいて支持されるのは力強さなんだよ。つまり、性的な意味を含め、成熟したものこそが高い評価を受ける。ある程度文化が確立した先進国で、未熟さや弱さに価値を見出すのは、日本ぐらいのものだと思うよ。>
とか、

<日本語と英語の乖離は大きい。英語は発声の強弱でアクセントをつけるけど、日本語はその高低でアクセントを示す。(中略)日本語を使う限り逃れることのできないその不自由さが、歌謡曲を特徴づけてきた。逆説的だけれど、歌謡曲の持つどこか不思議な官能性は、そこに由来する。>
とか、

<意味の表現においては、日本語は曖昧さを内包する。(中略)白でも黒でもないグレーな部分をどれだけきめこまやかに豊かにしていくか、その洗練こそが、日本文化の粋。その行為を、みんなが風流なものとして楽しんでいる。外国人には理解しづらい奇習かもしれないね(笑)。>
とか。

他の記事も深そうなんで、ぼちぼち読んでいきます。

なお記事からプレイリストに飛んでいけるような仕掛けは電子書籍に組み込まれてないけど、Spotifyで結構まめなプレイリストを編集部は組んでくれています。
これを聴きながら、読みますかね。

#brutus
#全世代に捧げる歌謡曲特集

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