書記が数学やるだけ#301 ユークリッドの互除法とフィボナッチ数列,ラメの定理
ユークリッドの互除法をよく見てみると,フィボナッチ数列が浮かび上がってくる。
問題
本問はラメの定理に基づいている。これは,ユークリッドの互除法の計算量が桁数の5倍以下であることを示している。
説明
というのも,ユークリッドの互除法において最も遅くなるパターンが,フィボナッチ数列の隣り合う項の場合である。
解答
ユークリッドの互除法が最も遅くなるパターンについて考えると,(1)の不等式が成り立つことが言える。
(2)はフィボナッチ数列と黄金比の関係から導出する。
この2つを組み合わせると,ラメの定理が導出できる。
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