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書記が数学やるだけ#147 条件つき期待値-2 最小二乗法,マルチンゲール

条件付き期待値は,最小二乗法やマルチンゲールの定義にかかわってくる。


問題

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説明

後で証明するが,条件付き期待値最小二乗法と密接な関係がある。

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また,条件付き期待値はマルチンゲールの定義に用いられる。これは確率過程の概念で,いわゆる公平な賭け事を意味する。

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解法

最小二乗法についての証明。かなり面倒。

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(2)はランダムウォークの簡単な例である。各試行が独立であることから,問題の式を紐解いていく。

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未来における期待値は,過去の情報による条件付期待値で表される。マルチンゲールとは,未来の期待値が過去の情報によらないことを示している。

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ちなみにこのランダムウォークのグラフはこんな感じになる(乱数を変えて3パターン表示)。

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詳しい内容は確率過程を扱う際に触れたい。


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