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書記が物理やるだけ#174 論理関数の簡単化

論理関数を簡単化することで,より単純な回路を設計できるようになる。


問題


説明

ブール代数による変形は複雑な式ほど難しくなる,このような場合はカルノー図クワイン・マクラスキー法(QM法)などの機械的に解けるような方法が便利である。


解答

同じ項を括ってべき等則を用いることで簡単化できる。


カルノー図を用いることで,視覚的に分かりやすく簡単化できる。指定された表に真理値表の1を埋めて2の冪乗個で構成された四角で括ることで,「同じ項を括ってべき等則を用いる」と同じことができる,


(3)の真理値表では,出力が定義されない入力がいくつかある。これをドントケア項とすることで,普通に簡単化するよりもさらに単純な回路が得られる。


QM法では,まず最小項を列挙する。これを足し上げれば回路を構成できるが,まだ簡単にできる余地はある。


必要な要素を抽出するために,1変数減少できるかを考えて3変数項を作成していく。


これを繰り返すと主項が得られ,確認すると確かに簡単化が完了している。


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