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書記が物理やるだけ#349 発振回路の発振条件

発振回路の性質として,発振条件が重要である。


問題


説明

発振回路とは,図のような持続した交流を作る電気回路であり,発振条件として位相条件振幅条件を満たす必要がある。


ウィーンブリッジ形などのCR発振回路では正弦波を発生させる。


LC反結合発振回路は,コイル2個・コンデンサ1個で構成するハートレー発振回路や,コイル1個・コンデンサ2個で構成するコルピッツ発振回路などがある。


水晶振動子は,水晶の圧電効果を利用して高い周波数精度の発振を起こす受動素子である。


解答

正帰還発振回路において,複素ベクトルから発振条件を示していく。


具体例をいくつか示す。まずウィーンブリッジ形について,これは非反復増幅回路・ハイパスフィルタ・ローパスフィルタでウィーンブリッジ回路を構成したものである。ループ利得から,発振周波数ウィーンブリッジ平衡が求められる。なお,ウィーンブリッジ回路については以下参照;



リング発振回路は,全体として負のゲインを持つ複数個の遅延要素をリング状に結合した構成である。


コルピッツ発振回路は反転増幅回路と並列共振回路からなり,高周波数の発振回路に用いられる。


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