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書記が数学やるだけ#145 多次元確率分布の例

1変数の確率分布を多次元に拡張する。


問題

2次元正規分布について,半端なく面倒だが一回は手を動かしておきたい。

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説明

多項分布は2項分布の拡張。

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多次元ベータ分布

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多次元正規分布は特に重要である。多次元正規分布の周辺分布は正規分布で,それら周辺分布の情報(平均と分散)共分散だけで分布が決まる。

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2次元正規分布について,実際に可視化したものがこちら。確率密度の値によって色を変えて表示している。

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解法

同時確率密度関数がこちら。

数学やるだけ解答#145_page-0001


周辺分布を整理すると,それが正規分布であることがわかる。

数学やるだけ解答#145_page-0002


変数を整理しながら,共分散を求めていく。

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分布を求めるにはモーメント母関数を用いる。

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n次元球の体積について,まずは3次元(普通の球),変数変換により多次元ベータ関数で表せるようになる。

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ベータ関数を拡張していけば,次元を上げても体積が求められる。

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