書記が世界史やるだけ#25 三国時代，晋の時代

問題

解説

(1)誤り：曹操は後漢の献帝を迎え入れ，華北を統一する。しかし，208年赤壁の戦いで孫権と劉備の連合軍に敗れ，天下を統一することはできなかった。220年に曹操が死ぬと，子の曹丕は後漢の献帝から禅譲を受け，魏王朝を創設した。曹丕は，各地の優れた人材を登用するため，九品中正の制度を始めた。

(2)正しい：魏王朝が創設された翌年，劉備は蜀の，孫権は呉の皇帝となった。263年には蜀は魏により滅ぼされ，280年には呉は晋により滅ぼされた。

(3)誤り：司馬炎は，魏から国を奪う形で，晋（西晋）王朝を建てた（都：洛陽）。しかし，司馬炎の死後に八王の乱が起き，さらに匈奴の攻撃により西晋は滅亡した。318年には，司馬睿が建康（現在の南京）に都を置き，新たに東晋を建てた。

(4)正しい：屯田制は曹操により始められた制度で，のちに西晋では廃止され，代わりに占田・課田法を実施したとされる。曹操の政策について，他に兵戸制，戸調制，求賢令などがある。

(5)誤り：西晋滅亡後の華北は，諸民族の自立が相次いだ五胡十六国の時代である。やがて鮮卑の拓跋部により，平城を都に北魏が建てられた。

(6)正しい：太武帝は自ら積極的に遠征を行い，北の柔然を追い払うなどした。また，寇謙之を重用し道教の国教化を行なった。

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