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96歳のおばあちゃんに学んだこと

割引あり

私には、96歳のおばあちゃんがいる。
元気に毎週デイサービスに通っているらしい。
らしい、というのは、一緒に住んでないからだ。

コロナ禍に突入してから、一気に会いにくくなってしまったけれど。
おばあちゃんが元気に過ごしてると聞くだけでも幸せだ。

来週、ちょっとだけ顔を出しに行くつもり。

そんなおばあちゃんを、私はめちゃくちゃ尊敬している。

『隔世遺伝だね…』
と周りが呆れるほど、行動がおばあちゃんと私は似ている。
が、
私が尊敬しているのは、似ることのなかった部分である、、(汗

おばあちゃんが90歳になる頃、家族で沖縄旅行に行ってきた。
北海道から沖縄に、今思えばそんなわざわざ遠出しなくても良かったのかもと思うけれど、今はなき(涙)首里城にも入れたし、出逢う人達はみんな優しい方ばかりでめちゃくちゃ楽しい旅になった。

その後だったか前だったか忘れたけど、おばあちゃんに聞いてみたことがある。

「ねぇおばあちゃん、今まで生きてきた中でいちばん楽しかった出来事って、なあに?」

私のおばあちゃんは昔話をほとんどしない人だ。戦争をバリバリ経験してる事もあるだろうけど、その後のこともあまり話さない。大体の人間の口癖は「あの頃はよかったなぁ」
だと思っていた私は、おばあちゃんが思う、あの頃ってなんだろう?と思っていたのだ。

そして、おばあちゃんからはこんな答えが返ってきた。

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