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横田選手が愛された理由

横田慎太郎「奇跡のバックホーム」を読みました。

昨年の阪神優勝の際、岩崎選手が亡くなった横田選手のユニホームを掲げて一緒に喜んだシーンがとっても印象的でした。本書は横田さんが生前に出版された自伝になっています。

私が選んだポイントは以下の3点。

①横田はコーチに「心血を注ぎたい」と思わせる空気感、存在感がある
→掛布雅之さんの言葉。実際、二軍キャンプで掛布さんは横田選手をマンツーマンで熱血指導。

②病気になっても前向き
→横田選手の母より「あんたがいつも前向きで誰よりも練習していたことを神様はみていてくださったんだよ」

③仲間を応援できる人間性
→引退試合となった二軍の試合。福留、鳥谷、糸井、矢野監督まで駆けつけた。
鳥谷「横田は試合に出られかったが、ベンチで誰よりも声を出して仲間をサポートしていた。その人間性を持っていたから、あれだけ多くの人が駆けつけてくれたのだろうし、神様も認めてくれた」

私の感想
上記①について
あまり実績のないまま、病気で野球を辞めざるをなかった選手がここまでみんなに愛される理由はどこにあるのか?私はそこに興味が湧きました。
ますは、一生懸命に努力する姿勢だなあ。

上記②について
いつも前向きで、病気しても決して腐らなかった。復帰することを目標にして、つらい治療にも耐えてきた。それを「神様がみていてくれた」そう思える素直、謙虚な気持ち。

上記③について
鳥谷さんが語る横田選手の人間性。そこに私の疑問の答えがある気がしました。神様はちゃんと頑張っている人にご褒美をくれる。それが最後のスーパープレイになったのだ、なるほど、そう考えると凄く納得できます。
横田さんは一貫して、真正面からぶつかって、正々堂々と挑んでいました。私もそうあろう。

ありがとうございました。

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