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地域活動は地域にだけ縛られなくても良い。と思った。

 昨日は万場町のくらし(山形県新庄市)にて、地域食堂(的なとりくみ)の作戦会議。気心の知れた仲間との会議なので、ある程度の共通認識のもと「地域食堂的な取組を通してなにをしたいか?何を実現したいか?」をテーマに深める2時間となりました。目的、の話ですね。手段としては「炊き立てごはんだけ運営側で準備、参加者はそれぞれ一品位持ち寄りしてみんなで晩ごはんをたべよう。ポットラックのようなギフト要素。いずれは「うえる」「つくる」行為にも進化する。それらがぐるぐる循環する」という感じ。

 その中でキーワードだなと思ったこと。
①一つの課題解決(貧困・孤食などなど)だけを目指さない。世代をまたぐ重層的支援のようなイメージ ←貧困支援等の課題解決の活動を否定するものではない
②新庄市の地域住民だけの地域課題解決を目指さない。世代や地域を限定せず、ゆるっとした関わり代(しろ)のある活動
③コアメンバー(ある程度の共通認識・シンパシーのあるメンバー)集団が目指す未来と、協力者や協力集団の目指す未来が一致していなくても良い。それぞれの圏域が重なり合う部分がある、互いにそこを目指していける寛容さ。
④集団同士の圏域(昨日は「それぞれの宇宙」という言い方になったのが面白かった)を必要に応じて往来し、交易しあえればいい。暮らす宇宙は違っていても、往来や交易を通して違いや考えを承認しあえればとても素敵。
⑤それぞれの社会的役割を大事にしたい。いまは比較的支えてもらう立場であっても、成長し、将来的に自分の強みを提供できるようになればいい。
⑥「食事を提供する」ではなく、「ごはんの時間を共に過ごす」を大事にしたい。やはり往来・交易か。とすると、もはや「食堂」ですらないなんらかのコミュニティなのかもしれない。

 地域コミュニティ(町内会・婦人会・消防団などなど)はそれぞれの社会的装置でもあるわけで、その中でもちより会食したりするのはクローズドなメンバーの結束や情報共有の為にとても有効な手段であり目的にもなる。
でも僕らがしようとしているごはんのコミュニティはちょっと違っていて、先の「それぞれが住まう宇宙間の往来・交易」に焦点を当てる活動なのかなと思ってます。
ちょっと興味があるときに立ち寄ってみて、自分が必要な情報や支援があればアクセスしたり交渉したり。あるいは自分が提供できる場合もある。必要ない時にはごはんを食べながら雑談して。そんな場なのかもしれない・・・まだ始まってもいない活動ですが、これからさらに活動しながら議論を深めていきたいなあ。


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