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背中で語る人

かっこいい大人に会いに行って参りました。

小さい時の自分がイメージしていた「大人」っていうのはものすごく漠然としていて、現実世界にはいないペガサスのようなものだと捉えています。

「これぞ大人、THE 大人」って定義はなくて空想上の生き物に近いのかもしれません。

皆さんは自分が小さい頃にイメージした通りの大人になっていますか?
自分はなっていません…

小さい頃、こういう生き方、人生になるとは予想もしていませんでした。

でも楽しい。


今日のお会いさせて頂いた方は、元々企業で働かれていて、一念発起して教員免許を取得して、採用試験を受けて、合格。

小学校の教壇に立ち、理科を通して児童たちの思考力を伸ばしに伸ばしてきた方です。

恐らく自分が決めてきたことを一つひとつ実現してきた方だと思います。

多くの子どもたちに植え付けられているのが、「たくさん勉強して、いい大学に進んで、良い企業に入る」という大人が描く、幸せになるための生存戦略に近いものと印象を受けています。

でも一発で「自分は一生この組織に貢献したい」と思える組織に出会える人はかなり少ないですよね。また、これに一生を捧げたいと思えるものにはなかなか出会えません。

きっと子どもたちもそれは薄々わかっていて、もしやりたいことが見つからなかったら、辛いことを我慢して働かないといけないのかな…

やりたい仕事じゃないのに定年までずっと働くの嫌だなとか…

未来に対して希望を持てないようなイメージを植え付けられてしまっている人はもっと面白い世界があるのに少しかわいそうだなと思います。

実際に、日本において「自分に価値がある」と思っている高校生は欧米や中国に比べて日本はとても少ないそうです。

今日あった素敵な大人の人は、

「大人になってやりたいことが見つかったらそっちに舵をきっていいし、挑戦していいんだよ。」

「一つの会社にずっとしがみついていなくてもいいんだよ。」

「自分で選んだ道を、自分の責任で歩いていくことってすごく楽しいことなんだよ。」

このようなことを教えてくれているように感じます。

その大人は、子どもたちに見せたいロールモデルの一つというか、大人になることに希望がもてるお手本だと考えています。

「大人になるのも楽しそうじゃん、悪くないかも」

そう感じてもらえる大人。かっこいいなと思っています。

何も転職することがかっこいいわけじゃなくて、なんというか主体的に生きてる人がかっこいいと感じるというか…
人生楽しんでるなー!って人に自分は魅力を感じるんですよね。

誰しもが人生を楽しめる世の中、人生って悪くないじゃんと思える世の中を実現していくために教育が果たす役割はかなり大きいと思います。

教育もしつつ、背中も、見本も見せられる大人。ここが自分の目指すところだなと感じる1日でした。

大切なことを教えて頂いたので忘れないように。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。