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「女王の教室」の台詞から

2005年に毎週土曜日21時から日本テレビ系列で放送されていた天海祐希さん主演のドラマです。

自分が高校生の時に放送されていたもので、高校生の時は「なんちゅう厳しい先生なんだ」「小学生になんて仕打ちをするんだ」と反感を抱いていた気がするのですが、セリフがかなり刺さるものが多かったので印象に残っていました。

その中でも現在の日本(資本主義の国にも当てはまる)に当てはまるセリフがあって風刺が効いていたので、自分の授業の中でも紹介させてもらったことがあります。

紹介した時の生徒たちの顔は忘れられません。何のために勉強をするのか改めて自分に問い直した生徒がいてくれたので実行してよかったなと感じています。


以下、今回ご紹介したい天海祐希さん演じる阿久津真矢のセリフです。

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「いい加減目覚めなさい。」

「日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく、幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が、安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。」

「そういう特権階級の人たちがあなたたちに何を望んでいるか知ってる?」

「今のままずっと愚かでいてくれればいいの。」

「世の中の仕組みや不公平なんかに気付かずTVや漫画でもぼうっと見て、何も考えず、会社に入ったら上司の言うこと大人しく聞いて、戦争が始まったら真っ先に危険なところへ行って戦ってくればいいの。」

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全てが全てというわけではないですが、ものすごく的を射ている表現だなと感じています。2005年のセリフですが、古さを感じないところが少し怖いです。

このようなセリフが作品中にたくさん出てきます。阿久津真矢は不適格教員として担任を外され、卒業式にも出られず「再教育センター」と言われる研修施設に送られることとなりました。(この一件も教育界の闇をよく表していると思います。)

もしこのセリフが真実ならば、阿久津真矢のいう通り「いい加減目覚める」必要がありますね。

人によって受け取り方が異なると思いますが、何らかの参考になればと思い投稿させていただきました。


もしご覧になられたことのない方はおすすめです!

読んでいただいて有難うございました。

サポートしていただけたら、実験用具を買うか、実験用の薬品を買うかまだ決めていませんが、生徒さんたちと授業のために使いたいと考えています。