わが街 愛しのHOMETOWN「I LOVE TOKYO❤︎」
書を捨て野へ出てみた。(ん?ナニカのネーミングに似てる?)
一応、ワタクシ鈴きのだって、普段は大都会の喧騒に塗れ、齷齪(あくせく)働いて暮らしてるんですううー。何てたって今回の日刊かき集めのテーマは「街」ということで。ちょっと格好付けて、アンニュイな気持ちに浸ってみたくなったのさ。わが街ホームタウン「東京」を遠くから俯瞰視するべく旅に出てみる。
行き先は神奈川県。(て。関東圏ですかいな?近いなあー!)
国立公園のある箱根、富士山のお膝元である。辺り一面は木々と緑に覆われ、鶯が鳴いている。
なんちゅう大自然なんでしょうー!あらゆる肩こりやら偏頭痛やら大雑把に、何でもかんでも身体の不調に効き目がありそうだ。(最早このあたりの感想は、まるでおばちゃんコントのようですな。)人間に「自然というマイナスイオン」は必要なのだと改めて感じた。
そういえば。宮崎駿監督のかの有名なビッグヒットアニメ「天空の城ラピュタ」のシータも「人間は土から離れては生きられないのよ!」という名セリフを語ってくれていましたね。
ちょっとやそっとの街のオアシススポット的な自然ではなく。超然たる高くそびえ立つ木々の先にはもう何も見えない・・くらいの大きなスケールの自然。人間ってちっぽけだなあと謙虚な気持ちにもなり、いろいろ思うところ(思索に耽る?いや単純に健康対策か?)は起こるのであった。
◆書を捨て町へ出よう◆
因みに「書を捨て野へ出よう」は寺山修司さんのベストセラーのモジリで実際は「書を捨て町へ出よう」でした。(相変らずのオヤジギャグ。失礼致しました。。)
現在はスマホやらパソコンやら始終、電磁波を浴びる生活をしているので、身体の毒素を排出するべくデトックスTimeが必要なのではないか?という医学的根拠が実はあるのだとか?身体が不調?スランプ?と感じたら、どこか遠くへ旅へ出てみるのもオススメですよー!
◆「わが街」の愛着精神◆
鈴きのは、街歩き目的で海外へ行くのも好きである。いまのところ一番印象に残っているのがミュンヘンという街。
ドイツ南部のバイエルン州にある。製薬業やディズニーランドのお城のモデルになったノイシュバンシュタイン城がある州立王国である。地ビールや「バイエルンミュンヘン」という強豪サッカーチームでも馴染深い。この街はスイスの山々が近いためか一面に牧場も広がっており、都市計画の中に「自然」が大きく取り込まれている。のびのびーとした街なのである。大体の人がここで生まれた後そのまま住み続け、老後を迎える。街に土着する愛着精神が強い。
私が勝手に強く印象に残っているミュンヘンでよく見かける建築構造。
アパルトマンや家の窓が大きく取り付けられている。天井に届くかの勢いだ。バイエルン州は高原地帯で寒い地域でもある。日照時間の短さから窓を大きくして、太陽の光が存分に入るよう設計するのだと聞いたことがある。太陽に恋い焦がれる? ロマンティックではないか。
ドイツ人は平均身長の高い民族だからという理由からだろうか? ドアや窓の背丈が、とにかく余裕を持てるよう(失礼だがちょっと無駄にみえるくらい?)大きく設計してある。この点が当時の私にはカルチャーショックだった。せせこましくなくてなんかいいなあー。
→ミュンヘンの写真がすぐに見つからなくて・・。ドイツのお隣 @ウィーンの写真で代用とさせて頂きます。(大変申し訳ございません。)
一方の日本。例えば。街「東京」はというと?
建物面積や天井やらは、なるべくタイトに無駄が少ないよう細かくセグメント設計されているだろうか?「高さ」に関しては無頓着なようだ。しかーし!「襖(ふすま)」という文化が発達している。
襖が開放されると、2部屋が一気に広い1部屋という大部屋になる。襖という発想は西洋にはないそうで。これが日本文化の特長という事になりますなー。「禅」発想は、無駄を超越しようと目標を立てたのか?
ワールドワイドな俯瞰でそれぞれのお国事情を紐解いてみると。
何度かの世界大戦を経た・・各国の大都市は、その度に都市計画をやり直し、再建してきた。最近はまた幸福な事にオモテだった大きな戦争がない。
街が破壊されない為、都市計画を新しく立てる必要がないし、新建築の必要もない。という事は建設されたビルや家がどんどん歳をとっていくわけで。
建物の老朽化が危ぶまれている時代が到来していると考えるには至る。最近、フランスのノートルダム寺院火事の事故があったが、こんな感じにあっという間に建物が崩壊してしまう危険性を孕んでいる。
→こちらは@ウィーン シュテファン大聖堂の写真。
各々の名所的建築物は地元に根付いて生きる人たちの歴史やら生のルーツでもある。古い建物を都度メンテナンスして生活を守る事は骨を折る繊細な作業であり大変だ。しかし一方、地球という有限ある環境を守っていく上でも大切な事だと思う。
修復作業や古いモノの有効活用、また新旧ミックスした都市計画など。過去の歴史を活かし新しくクリエイティブしていく・・このリミックス潮流。何れの国の誰もが注目するだろう必然たる事実なのではないか?
◆ I LOVE TOKYO❤︎ ◆
東京はTinyTinyな街だ。距離間がちょっと近い。そして、多彩なモノがところ狭しと沢山並べられている。何でもアリで何でもある。何でも食べられるし何でも買える? 世界の中でも、選択肢の多い利便性の高い大都市に挙げられるのだろうと思う。(ニューヨークに近い位置付けか?)
私は近所の沿線の電車の窓から見える風景をわが街東京「I Love TOKYO❤︎」という気持ちで捉えている。生まれてからずっと住み続けている。東京に土着化? 離れようなんて思った事は無い気がする。
この車窓の風景・・ここん数10年余り。実はあんまりそんなに変化は起きていない?
来年のオリンピック開催の為、都市計画は少しづつ進んでいる。もしかしたら大きく様変わりするのだろうか?
変わっていくのは淋しくなって騒ぎたくなる。しかし全く変わらないのには飽きが来てしまう。勝手ながらも、東京に住む人たちはおそらくこんな気持ちを深層心理として感じる人が大多数なのではないか?
2020年東京オリンピックは「東京」にとって大きな変化の兆しにもしかしたら?なるのかもしれない。
◆ゴジラ◆
そういえば鈴きのが生息している沿線付近で撮影された映画がある。
「シン・ゴジラ」である。長谷川博巳さん、石原さとみさん主演。ゴジラが暴れまくるシーンは本当の町をリアル模型としてセット撮影されているそうで。
「まず〜い!自分のホームタウンがゴジラに破壊されているーっ!」
映画を観た友人Aはリアリスティックに大興奮していた。いやーどちらかというとAちゃん。嬉々とした感想でしたけど・・?逆に恨み辛み・・いや違った!ある種のストレス発散の爽快感?でも感じたのだろうか?ううむ。。
リアル設定となるとまた臨場感が沸くというもの・・。
自分の住んでいる街が映画の舞台になったら? そりゃあ!地元民としたら嬉しいもんです!!
でもさあ!しみじみと、よく考えてみたら!
実際にゴジラ出現事件が起きたら大変だよね!!
だってさ!突然にさ!
自分や身の回りがトラブルに巻き込まれてあたふたしたり「きゃーっ!死にそう〜!逃げなきゃー!」と恐怖を感じるのって。
「怖いよおおお!」(考えるだけでどっと疲れるし。。)
物騒な事件もニュースでチラホラ見かける昨今・・。いつもAlways! 平和安全完全防備です!ってわけにもいかないんだろうし。
ゴジラやら宇宙人やら(まさかCMのキューピーちゃん星人じゃないだろうけど)理解不能の敵X(エックス)が、急に自分の街に現れて攻撃してくる可能性も全く0ではない。
どこへ逃げればいいのかしらん?
逃げられなかったらその敵X(エックス)と闘わなきゃいけないのかしらん?
じゃあ!いつも何かしらの準備は必要なのかしらん?
サスペンスの影響受け過ぎ!とツッコミ入れられそうだけれど・・「護身術必要かなあ?流行りのキックボクシング習ってみようかなあー」
→ちょっと鈴きのってばあ!護身術の選択としては相当ライト過ぎるでしょう!だいたーいっ!脚が長くないと即戦力にはならないよーっ!(泣) 相変らず隙だらけな発想ですな。
ノーテンキおとぼけ鈴きのも、たまには「平和」という崇高で何ものにも代え難いシロモノに関して物思いに耽るのであった・・。
ぶるぶるぶるっっ!!
と次回へ続く・・・・。
いや!続きませんよー!今回の「街」特集はこのへんで終了でございます!
(緊張感走るわあー!このテーマ・・疲れるわあああ(汗)
Forever the Piece!!
出典:
●「書を捨て町へ出よう」 寺山修司
●「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎
●映画「天空の城ラピュタ」日本 監督:宮崎駿 製作:徳間書店
●映画「ミュンヘン」 アメリカ 監督:S・スピルバーグ キャスト:エリック・バナ ダニエル・クレイグ 製作:
●映画「シン・ゴジラ」日本 監督:鹿野秀明 キャスト:長谷川博巳 石原さとみ 製作:東宝
●GLOBE ANTIQUES
And so on・・・
Textby: SuzukinoAyako 鈴きの彩子
編集:アカ ヨシロウ →
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