#52 アルゴリズム学習
今日(現在:present)は昨日から受け取った贈り物。
学生達に問いかける。
あなたは、明日(未来)の自分に何を贈る?
毎時間 “ ことば ” にこだわり、一語一語に意味を込めている。
言葉合わせや、言葉との出会い直しで新たな価値が生まれる。
これを「一語一会」と呼んでいる。
1年生は大学に入学して1ヶ月が過ぎ、学生生活に慣れてきた頃。
そろそろアクセルを踏み込んでエンジンの回転数を上げようと思う。
私の講義のスピードについて行けないのは、私自身かもしれない。
6月の簿記検定試験にチャレンジする学生に集中講座を行っていて、今のところ脱落者はいない。
脱落するのは私かもしれない・・・・
いろんな疑問、質問が飛び交う。
「減価償却費として計上したお金ってどうなっているんですか?」
商業の専門高校ではない普通科出身の学生にとっては、謎が多い商取引と会計処理である。
素朴な疑問や鋭い質問が出てくるあたり、論理に基づいた理解を欲しているのだろう。
ルールを理解し、仕訳できても、その構造を深く理解しておかないと、上の階段を上るときにつまずいてしまう。
解へたどりつくためにアルゴリズム学習を導入し、ときどき謎について種明かしをしながらどんどん先へ進む。
「どうして先生は変なんですか?」
そんな疑問は後回しでいい。
「変態」と言われないだけましだ。
私ですら、その解をまだ見つけ出していない。
「飯が食える大人」になるために、あらゆることを言語化し、言葉を駆使して思考力を鍛えよう。
今週から教育実習視察で北海道内の高校を巡回する。
広大な北海道ゆえ、移動がちょっと・・・・・