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#297 本質にたどり着くためにチャレンジする

基本情報技術者試験(国家資格)にチャレンジするメンバーが集まった。

今日は心構えを話しただけ。

どれだけ心に響いたかは分からない。

私は私の言葉に響かなかった (T-T)

高校時代にITパスポートを取得した者も結構な人数いて自信ありげだけど、その数倍は追い込まないといけない。

「国家資格をナメんなよ!」と、いつになく厳しめに話した。

しかも、「ライセンス取得=将来保証」ではない。

人間関係調整能力(ヒューマン・コミュニケーション・スキル)をしっかり鍛えてほしい。

出題範囲は、数学、アルゴリズム、プログラミング、コンピュータ、OS 、メディア表現、データベース、ネットワーク、セキュリティ、Web 、アーキテクチャ、開発手法、プロジェクトマネジメント、経営戦略・・・・など多岐にわたる。

約100時間分のテキストを渡し、課外講習はわずか90分×10回のみ。

教員3人がオムニバス形式で入れ替わり、私は4回分を担当する。

教員は最低限押さえておくべきポイントだけ解説し、学生は80時間くらいは自力で学習することになる。

もちろん教員は学生個々の状況を見極めながら、叱咤激励を使い分ける技量が必要だ。

私は年寄りなので学生に励ましてもらう立場だ。
「おじいちゃん、ガンバレ〜」と。

どんな試験にも必ず攻略法がある。

知識と熱意だけではダメだ。
無駄に数をこなすのではなく、基礎基本の正しいフォームを身につけること。

問題に正対し、問われている内容を正しく理解したうえで論理的に考えて解くことだろう。

楽しく、しかし厳しく。
「なぜ?」「どうして?」という疑問を楽しく解き明かす視点で解説したい。

困難を乗り越えた先に本質が見えてくる。

競争し他人を蹴落とす試験とは異なり、合格点に達すればいい。

だからここにいる受講者はライバルではなく仲間。

長い坂道を登っていると途中で嫌になるが、そういう時こそ互いに教え合ったり励まし合うべきだろう。

私自身、学生をガンガン追いまくるのは年齢的にしんどくなってきているので、次年度から有能でピチピチの若手に引き継ぐつもりだ。