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自分言葉を話そう

こんにちは、子どもが教える学校の鈴木です。
子どもが教える学校では、約1ヶ月間の準備期間を経て、子ども達に自分の好きなことを、不特定多数の大人の前で授業(プレゼン)してもらっています。

その準備期間中に一番大事にしているのが「言葉」です。

例えば子ども達の日記や読書感想文。

「うれしい」「楽しい」「おもしろい」のオンパレードになっていませんか。これらは便利だけど、誰もが使う手垢にまみれた借り物言葉。その子だけの思いや考えを表現するにはプアーな表現。

便利な言葉ゆえに、それ以上に深い思考を停止させる言葉とも言えます。

誰かとコミュニケーションを取ったり、文章に思いを載せていくためには、これらの便利な言葉の「奥にある思い」こそが大切なんです。

どんな風にうれしい?
どんな時に楽しい?
どこがおもしろい?

そこから掘り下げた「自分言葉」こそが、その子だけのオリジナルの気持ち。人に伝わる言葉になります。

上記のようにツイートをしましたら、とても嬉しい返信をいただきました。

「気持ちが言葉になる快感」を子ども達が失わないでほしい と書いてくださっています。(この言葉こそが自分言葉ですね)ツイート主のHiguchiさんが普段から気持ちを言葉に載せられていることが伝わる文章ですよね^^

自分言葉で語るメリットは、文章に臨場感がでる、オリジナルな文章が書ける、プレゼンがうまくなる、、、、といった誰かに思いが伝わる「対外的なもの」だけにとどまりません。

Higuchi1さんが書かれているように、自分言葉って快感なんです。自分の気持ちを言葉で表現できると気持ちいい!!のです。

それは、自分の内側と深くつながる感じや、その上でまわりの情報や他者との比較にふりまわされなくなる、、「内面的なメリット」もたくさんあるからです。

大人もそうですよ。感動しました!素敵です!な~んて、手垢のまみれた言葉ばかり使っていると、感性が乏しくなるものです・・怖

大人も子どもも、どんな風にうれしい?どんな時に楽しい?どこがおもしろい?と、自分との会話や他者との会話を通して、言葉を磨いていってもらいたいものです。

これは単に「語彙を記憶」して磨く言葉ではなく、心と同時に成長していく言葉の磨き方だと感じます。

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