かれらは決して責任はとらない
かれらは決して責任はとらない
そうなんだ。
かれらは決して責任はとらない。
ということばが今日風呂の中で浮かんだ。
そして、そもそもかれらにもともと責任などというものもないのだった。
それに気づくと僕は、そして、人は?とても楽になるのだろうな、と思った。
前から、ある種のことにすごく腹が立つ。その時に腹が立つのではない。だいたいあとになって腹が立つのだ。
ひとことでいうと、自分はわりとまわりの誰かがいうことを、ごくシンプルに「まじめに」聞いている。
その人がどういう気持ちなのか、なにをまじめに訴えているのか。
そういうことを汲み取ろうとしている。
しかし、ある種の人は、というか、かなり多くの人たちは、「ただ、しゃべりたいためにしゃべっている」のだ。
ぼくは音楽家であって、これが音楽の話であれば、とてもよくわかっている。音楽はなにかのためにあるものではない。「やりたいからやっている」だけのことだ。
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