ブログのレビューコンテストは終焉に向かっているように思った

今、X(旧Twitter)を中心に山奥SEOというクエリで面白いお祭りが開催されています。

togetterでまとめられているのでご覧ください。

この「山奥SEO」の検索結果をGoogleの検索結果(SERP)を見ると、個人が運営する個人サイト・個人ブログのドメインで上位表示(20位までとしても)しているものが一見もありません。

「山奥SEO」という言葉を出したチラさんの記事も、最初に「山奥SEO」という言葉で記事を書いた僕のブログも20位以下です。

上位表示しているのは、XやUGCメディア、ブログサービスのドメインを使っているもの、レンタルサーバーが付与するサブドメインのブログ、法人化しているSEOの専門家のコンテンツばかりです。

これを見て、独自ドメインの個人サイト・個人ブログの時代は終焉をむかえつつあるんだな~と思ったのと同時に、個人が参戦するレビューコンテストというものも終焉をむかえつつあるように感じました。

かつては海外旅行プレゼントもあったブログレビューコンテスト

かつては、ブログのレビューコンテストの賞品として海外旅行もあったことはご存知でしょうか?

というか僕がレビューコンテストで入賞して台湾旅行に招待してもらいました。

このレビューコンテストは、特定のスマホの記事を書いて、PV数・アフィリエイトの発生額、SNSのシェア数で上位3名が台湾旅行に招待され、「OMPUTEX TAIPEI2016」やASUS本社訪問が出来るというものでした。

2016年と言えば、まだコンテンツそのもので勝負が出来た時代であり、おかげでPV数とアフィリエイトの発生額では1位になっていたので、招待していただけた訳です。

この頃、ガジェット系のレビューコンテストはいろいろと参加させていただきましたが、参加したものはだいたい入賞して、いろいろな賞品をいただきました。

当時は独自ドメインの個人サイトにも夢がたくさんあった訳です。

今レビューコンテストがあったのなら?

今でもブログによるレビューコンテストは存在していますが、主にASP主催で、あまり有名では無い賞品のものが多くなっています。

でも海外旅行までかけてのレビューコンテストが行われた場合、独自ドメインの個人サイト・個人ブログで参戦する人って、どれぐらいいるのかな?と思ってしまいます。

山奥SEOの検索結果(SERP)を見る限り、はてなブログだったり、レンタルサーバーのサブドメインを使った方が上位表示しやすいのは明確です。

今のGoogleのアルゴリズムは、独自ドメインの個人サイト・個人ブログにおけるレビューコンテストというものを破壊したのかな?と思ってしまいます。

短期的なレビューコンテストで独自ドメインの個人サイト・個人ブログが対象な場合でも、レンタルサーバーのサブドメインで記事を書いて上位表示されたら、301リダイレクトで独自ドメインの個人サイト・個人ブログに転送させるという方法も使えてしまうでしょう。

山奥SEOのSERPを見ると、404エラーを利用したスパムページまでもが5日以上にわたって10位~30位の間に表示している状況を見ると、Googleのスパム対策は実は大したことないとすら思えてしまいます。

僕が知らないスパム手法を用いて、いろいろと行ってくる人もいそうで、PVやアフィリエイトの発生額によるレビューコンテストそのものが成り立つ土俵が既に消失したように感じます。

E-E-A-Tとアルゴリズムがもたらしたもの

信頼性のある情報、専門性のある情報を優先するGoogleのE-E-A-TやGoogle検索のアルゴリズムは、確かにYMYL領域においては良い結果を導いたと思います。

ただ悪意ある大手サイトが間違った情報を修正しないまま上位表示をし続けたりしているのも事実です。

そして何よりもレビューコンテストというものを破壊したことを痛感しました。

今回の山奥SEOにおけるお祭りは楽しかった反面、今のGoogleの問題を浮き彫りにしました。

2016年・2017年当時のGoogleの検索結果が必ずしも良いものだとは思いませんが、簡単にスパムが通じる今のGoogleの検索結果が当時よりも良いものではないと思いませんか?

ドメイン偏向の今のGoogle検索の結果を少しは改善して欲しいと思う今日このごろです。

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