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【ふぃるふぃ〜るについて⑥】社会貢献

さて、ふぃるふぃ〜るは基本的に「発表会」というのを行いません。
行うとしても小規模のものだったり。

これまでに実際に大きなホールを借りて
発表会をしたのはなんと
この10年間でたったの2回です。

1回目は
ふぃるふぃ〜るコンサートを行おうと押さえていたホールがあり
諸事情によりふぃるふぃ〜るコンサートを断念したため
ホールを手放す状態になった時。

手放してしまうくらいなら
ちょうどなかなか押さえられないホールなので
発表会でもしようか、と想い立ち。
立ち上げ2年目あたりに開催しました。

2回目は2018年。

その時副代表だった講師からの
「どうしても子どもたちに本当の舞台を経験させてやりたい」
というプレゼンを実現した時でした。

普通はこのような少ない数では
当然「人前に立つ経験」などできるわけもないのですが。

ただ、これに関しては私の考えもありますが。

現場力やと自信いうものは
「準備して、手厚く稽古して、成功体験を積む」
ということだけでは身につかない。

少々無理難題・条件の良くない現場を想定して
稽古を積み、集中力で困難を乗り切る経験。

これこそが、DAY37でもお話ししたコンセプト
「人間の心の強さとしなやかさ(特にしなやかさ)を作る」
だと考えていることもあります。

そしてその経験を1回でも多く体験することで
現場に対応する強さを身につけていける。

そう思うことから。

主に地域イベントへの出演機会をたくさん増やす
→金銭負担を軽減しつつ、人前に立つ経験を増やす
→基本舞台リハーサルなどがない
→同じ演目の発表を繰り返すことができるので現場なれも経験できる

そして可能ならば
少しでも本格的にミュージカルや舞台を学びたい子たちには
社会貢献として福祉施設に出向き
身内以外のお客様に対して
しっかりと稽古を積んだパフォーマンスを行う経験を積んでもらう

→金銭負担を軽減しつつ、仕事としての出演経験を積ませてもらう
→家族以外のお客様が自分たちのパフォーマンスに対して見せてくれる反応を
「至近距離」で経験できる=舞台上に立っても「お客様の顔」が想像できる

というような目的を持って。
あえて金銭負担が多くならない。
基本は家族がお客さまとなる「発表会」を減らし

いかに金銭負担を抑えた上で
子どもたちが大人になるために必要なことを
吸収できる現場の数を増やしてあげられるか

を考えた結果。

ふぃるふぃ〜るの出演そのものを
「地域貢献」「社会貢献」を主体として活動していく方向に定めていきました。

実際に大東市の老人施設には
このコロナ禍に入るまでの約10年間、毎年3回
そして、老人会のイベントには
今年も含めて8年間、毎年3回

ふぃるふぃ〜るCASTというチームとは出演活動を続けてきました。

このCASTというチームについてはまた明日、お話しします。

人生という舞台で輝ける人を育てる 自分の幸せは自分で生み出す こどもたちにその大切さを伝えるため また 未来を作る若者たちのための サードプレイスを作ります。 そのサードプレイス作りに必要な形で 有効活用させていただきます。