天狗桜の新焼酎が入荷しました！

2021年11月6日 17:52

豊かなミネラルとふくよかな甘みが特徴の芋焼酎『天狗櫻（てんぐざくら）』で有名な白石酒造の新焼酎が入荷しました。

・天狗櫻新焼酎（堀地区・黒麹）2021年製芋焼酎25度

2021年の第1弾は、堀地区の畑で密植栽培した小ぶりな芋を使っての仕込みだそうです。さらに今回は麹、酵母ともに無添加、自然発生した蔵付きのもので発酵させた超々々々意欲作とのこと。果たしてどんな焼酎なのでしょうか？

まずは白石酒造からリリースされた情報を。

・さつま芋：堀地区産のコガネセンガン（収穫後20日間熟成）

・堀地区：自社畑の中で一番海に近い場所にあり、土質は砂地に近く、きめ細やかで保水性もあります。この畑の芋は〈適度に厚みのある酒質〉になりやすい特徴があります。

・栽培方法：密植栽培、米ぬかや草などの植物系、鳥・牛・豚などの骨や僅かな堆肥などの動物系、牡蠣殻や魚粉など魚系の肥料を使用しています。

・米：鹿児島県産米（昨年の大雨の影響で地元産の米だけでは賄えなかったため）

・麹：麹室内の黒麹。市販の麹菌は不使用。蒸米に自然発生的に生えた麹菌の中から、黒麹のみを選別して使用。この手法は、霧島市国分の中村酒造場に影響を受けて導入したとのこと。昨年まで使用していた黒麹が蔵付きとなり、作用したと思われます。

・酵母：自然発生の蔵付き酵母。

続いて、当店スタッフのテイスティングした感想を。

グラスに注ぐとフワッと薫り立つ甘い香り。無濾過なので、色合いもうっすら霞んでいます。

まずはストレートで。フレッシュなさつま芋の風味がまず来て、そのあとにマロングラッセ、青じそ、海苔、昆布を思わせる濃厚で複雑な風味と旨み。今回は舌に残るミネラル感、塩っぽさは殆どなし。

次に水割り。新焼酎らしい刺激がマイルドになり、芋の甘みが前面に。飲み口はややとろみを感じ、後味にはほんのりと薪で燻したような香ばしさ。余韻にはぶどう飴のような優しい甘みも感じられます。
ぬるめのお湯割りも良いでしょう。

（栄養分の多い無濾過ですので、保管方法についての説明も載っています。）

こんな感じで濃醇かつとっても味わい豊かで個性的な芋焼酎です。是非一度飲んでみてください！

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