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全人類のための世界通貨? Worldcoinを手に入れろ!

世界規模のベーシックインカムの実現を目指すというWorldcoinを入手してみたので、入手に至るまでの話を書いてみよう。


Worldcoinとは何か?

Chat GPTなどを提供するOpen AI社 CEOのサム・アルトマンが設立した、Worldcoin。簡単に言うと、ビットコインに代表される暗号通貨の一種で、大きな特徴としては以下の2つ。

  • 虹彩認証という目の虹彩を使って人を識別すること

  • 登録ユーザーにWorldcoinのトークンが無償配布されること

1つ目の虹彩認証は、AIなどでの偽装や、他人へのなりすまし・重複登録を防ぐためのものである。こんな生体認証を必須にするサービスは初めてだ。

2つ目の無償配布というのは、利用者拡大を目的とした、最初の登録ボーナスだけではない。なんと、登録するだけで毎週1WLD無償配布されるのだ。(WLDはWorldcoinの単位で、2023年8月18日現在で1WLD=1.35USD=¥196ほど)

Worldcoinの目指す世界とは!?

なぜ、毎週無償配布がされるのか? それは、Worldcoinは世界中の誰もがグローバル経済にアクセスできるように、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)のグローバルな分配システムの実現を目指している、からと言われている。
そして、その原資は今のAI技術が更に進化し、人間の能力を真に超える汎用人工知能(AGI=Artificial General Intelligence)レベルとなり、驚異的な生産性がもたらす経済的利益を分配するということだ。

そのようなことはできるのだろうか? けっきょくはどんな凄いAIも、特定の研究者/開発者が生み出し、その利益は企業とその株主たちのものになる。それで儲けた人たちが使い切れないからと社会に還元してくれるということを期待しているということだろうか!?

とりあえず、Worldcoinをもらってみよう!

そのような世界が実現するのかはわからないが、とりあえず試しにやってみた。今まで、ビットコインやNFTアートなどにも慎重だった自分だが、無料でもらえるなら少しの時間以外の損失は発生しない。それに、初期ボーナス的なGenesis Grantとして25WLD≒34$≒5000円がもらえるので、これは大きい!(これはすぐにもらえるのではなく、登録から1年後に入手できるものだと後でわかったのだが…。)

Worldcoinの入手方法は以下の3ステップ

  1. World AppをダウンロードしてSign up

  2. Orbという両目の虹彩をスキャンする専用装置で認証

  3. World AppでClaimを押すとトークンが付与される

詳しい説明は以下のブログにわかりやすく解説されていたので、知りたい方はご覧あれ。

1と3はすぐに終わる。虹彩認証は初めての体験だったので、少し語っておこう。

Orbを探そう!

オーブを探すと聞くと、ドラクエ3を思い出す。あれは何個あったっけ? そう、このOrbもどこにでもある代物ではなかった。23年8月現在、Orbの常設場所は日本国内では渋谷区内の3ヶ所しかないようで、東京近辺在住でないと面倒かもしれない。自分はたまたま近所だったので、すぐにやってみるきっかけにもなった。今後、夏から秋にかけ、世界中の35以上の都市で利用可能なOrbの数を1500以上に増やすらしいので、東京が遠い人はしばし待たれよ・・。

そして事前にOrb設置場所を選んで、訪問日時を予約する必要がある。ふらっと行って空いてれば、認証させてもらえると思うが、予約していくのが安全だろう。

虹彩認証ってどんな感じ!?

これがOrbだ! なんか、シンプルでカッコいい。まさにOrb(=球)という感じw 鏡面のシルバーの球体の全面にカメラと近接センサーが付いているようだった。適度なサイズ感で細い支柱でつくられた台座に鎮座していて、立ったまま大人が顔を近付けやすい高さに設置されていた。Orbで画像検索すると、スタッフが手に持ってスキャンしている画像もあったので、おそらく充電型でワイヤレスで動くのだろう。

Orb

さあ、いよいよ虹彩認証だ。

  1. World Appで「Verify with an Orb」を選び、認証に進むと、QRコードが表示させる

  2. そのQRコードをOrbにかざし、まずはWorld AppのIDを認識させる

  3. Orbに少し顔を近付けて、Orbの上部の緑のマークあたりを見つめる。(至近距離まで近づく必要はなく、30cmくらいの距離で両目の虹彩が読み取られる)

  4. 数秒間で読み取られ撮影は完了。(自分は10秒以上かかったが、すぐに認証できた人、失敗して再度やり直した人もいたようだった)

  5. その虹彩データの暗号化と、ユニークであることの確認が取れ次第、認証完了となる。

ちなみに、コンタクトレンズはソフトレンズならつけたままでOK(ハード、カラコンはNGとのこと)。自分はICLの手術をしていて眼内レンズが入っているが、問題なかった。

そして、認証が完了しても画面上の表記はAnonymous(匿名)となっている。これは、Worldcoin側が虹彩などの個人情報を保有していることではないということを明示するためでもあるのだろう。

これで、WorldcoinがGETできるようになった。が、ここまでやってみて、ふとWorldcoinは本当に安全なのかが気になってきた。少し調べてみたので、次の記事でWordcoinの安全性について書いてみます。



※ 本記事のコンテンツ・情報について、できる限り正確な情報を提供するように努めておりますが、正確性や安全性を保証するものではありません。情報が古くなっていることもございます。また、掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。


参考情報

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