鈴木章宏 池袋の司法書士

池袋で司法書士事務所を開設しています。不動産登記や商業登記はもちろん、最も力を入れてい…

鈴木章宏 池袋の司法書士

池袋で司法書士事務所を開設しています。不動産登記や商業登記はもちろん、最も力を入れているのは遺言書作成支援などの相続の生前対策です。より多くの人が遺言書などを用い財産や“想い”を大切なご家族に遺せる世の中、その意思表示をご家族内で話題にし合える社会にしたく、日々活動しています。

最近の記事

お盆にご家族と相続の話をしませんか? ~お盆に帰省される方へ~

今年も夏に入り猛暑日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか? 今年のお盆はご実家へ帰省され、ご親族に会ったりお墓参りをされる方も多いのではないかと思います。 久しぶりに会うご家族もいらっしゃるでしょうし、いろいろなお話をされることでしょう。 さて、今回は「そんなお盆の機会にご家族と相続の話をしてみませんか?」というお話です。 【お盆とは...】そもそもお盆とは「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という、ご先祖様の供養をする仏教行事のことです。 亡くなった方の魂が現世に戻ってくる期間(

    • 公正証書遺言のすすめ(兄弟間の争い)

      遺言書を書こうというときに注意していただきたい点がいくつかございます。 今回は、実際にあった一つの事例をもとに注意点のいくつかをご紹介したいと思います。 このケースでもし公正証書遺言を残していなかった場合、恐らく相続手続きを進めることができなかったであろうと考えられますので、遺言書作成の参考にしていただければ幸いです。 登場人物  お父さん(10年前に死亡) お母さん(今回の被相続人) 子・Aさん(相続人) 子・Bさん(相続人) 子・Cさん(相続人) 事例 この度お母さん

      • 相続登記、住所・氏名変更登記の義務化について

        令和6年4月1日から、相続登記および登記名義人の住所、氏名の変更登記が義務化されることになりました。 義務されることになった理由や、登記をしないでいた場合のデメリットなどをできる限りわかりやすくまとめてみたいと思います。 【登記名義人とは】日本においては、土地や建物についての「所有権」などの目に見えない観念的な権利を、誰からでも識別できる「登記」という形で公示し、不動産の権利関係について一応の信頼を持たせるという「登記制度」が採用されています。 この登記制度において、特定の

        • 遺言書を書こうと思ったらまずやりたいこと

          生前に行う相続対策として非常に有効な手段の一つである遺言書。 遺言書を書いておくことであなたの意思をご家族へ伝えることができますし、ご家族にとっても遺言書があったおかげで相続手続きの負担が軽くなったり、相続税が納めやすくなったりと、メリットが多くあります。 しかし、日本において遺言書を書くという行為は一般に浸透しているとは言い難く、もしかすると「資産家が税金宅策で書くもの」というイメージをお持ちの方も多いのかもしれません。 たしかに遺言書を用いた相続税対策というのはありますが

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          “相続の専門家”を志したきっかけ ~祖父の死~

          私が相続に携わりたいと思ったきっかけは祖父との最後の思い出にあります。 事務所開設への思いとともに私個人の人となりが少しでも伝わればと思い、初心を振り返る意味も込めてお伝えいたします。 【祖父との最後の思い出】私が19歳のときに祖父は亡くなりました。 私が小学生ぐらいの頃はまだ農業に携わっており、一緒にトラクターに乗って近くの畑まで行った思い出もあります。 相撲が好きで、いつもの場所で寝っ転がりながらテレビに見入り、いつも決まった日本酒を飲み、ご飯は必ずきれいに平らげる人で

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