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文学フリマ東京35に行ってきた話

ご機嫌麗しゅう。どうも、スズキです。先日、文学フリマなるものに参加してきました。思い出として、ここに思ったことをもちもち書き連ねていこうと思います。本当は、不特定多数の人に見てもらいたいなら、目次とかをつけて分かりやすくするべきなのかもしれないけれど、思ったことをつらつら書きたかったので、特にそういうことはせず、自分の思いの丈を思考の順番で書き進めていきます。読みにくかったら申し訳ないです。誰かの日記をこっそり覗き見ているようにお読み頂ければと思います。

ことの発端はもう忘れましたが、多分Twitterで知ったんだと思います。行けるなら、行ってみようくらいの気持ちだったはずです。

1人で行くのは怖いなと、LINEで友達を誘うのですが、なぜか躊躇して一旦送信取り消しをしました。でも結局、また誘います。(この辺はどうでも良い導入です。)暇だからいいよ〜との返信をいただき、無事1人参加は免れることができました。(良かった。)

予備校時代の友達(男の子)と行ったら、周りにそんな風に男女で来てる人が少なすぎて、(見た感じほぼいなくて)売り子さんたち私達のこと恋人同士だと思ってるんだろうなと考えてから、そういう思考に陥る自分ってつくづく恋愛脳すぎるなと自分で自分に呆れました。相手は全く思ってないし、考えてもいないんだろうけども。購入してる時、私だけがめっちゃはしゃいでたので、そこの温度差で気づいた人もいるのかなと思ったり、思わなかったり。(またどうでもいいことを書いてしまった。)そして、お会計時には彼に荷物持ちをさせるなどしていました。我儘に付き合ってくれてどうもありがとう。貴方はとても優しい人ね。

待ち合わせは流通センター駅でしました。お互い遅刻魔だったので、待ち合わせ時間にはどちらも着いてなかったことが発覚。ただ、遅刻の仕方が同じすぎて、お互い結局同じくらいの時間に着きました。どちらも待ったわけでも、待たせたわけでもなかったので、まあいいかという感じです。駅の降り口は一つしかないので、これから行く皆様が待ち合わせで迷うことは少ないかと思います。流通センター駅はホームが2階なのですが、2階とエレベーターを繋ぐ少し長めの通路があるので、そこで待ち合わせしても良いかと思います。下で待ち合わせしてる人が結構多かったので、まだ顔の分からない初対面の人と会う可能性のある皆様に向けて、上で待ち合わせしたら相手も自分も分かりやすいかもと少しアドバイス。上からだと会場の雰囲気も少し見れて面白いですよ。

会場には、11:50くらいに着きました。私達は第2展示場の列に並んでたのですが、結構並んでたので、もしかして入るまでに時間かかるかなと思ったのですが、12:00に開場してからはスムーズに入れました。並んでる時に、シール(何時に入ったかわかるようにです。完璧に説明できるわけではないので詳細はリンクを見てもらえると助かります。https://bunfree.net/entry/resource/tokyo35/#i)と当日のパンフレットを貰えます。パンフレットには出展者一覧とブースの位置が載っています。正直パンフレットだけではどのような商品が売ってるのかは分かりかねますので、事前の情報収集をしていた方が楽しめるかと思います。それから入場は開場してからの来場でも良かったかなとも思いましたが、こればかりは分かりませんね。過去には、40分待ちとかもあったみたいなので。

入ってすぐ、第二会場のベテランちさんのブースを探し、行ってみたら、ベテランちさんが当たり前のように存在していて、「こんなに普通にいるんだ」と彼が言ってかなり同意したのを覚えています。画面の向こう側にいた人が目の前に、しかも触れてしまう距離にいるってこんなにすごいことなんだなと感動しました。前の2人の子が「友達ですよ〜」とか和やかに話しているのをみて、「写真撮ってくれるかな、、え、、、どうしよう、、」と彼におどおどしているところを見せること、30秒くらい、ついに私の番が来ます。私はコミュ障を発揮しまくって、写真もサインも頼めず、「これ下さい」と「お釣りは出ますか」の二言しか発せませんでしたが、ベテランちさんは、「1800円です〜」とか、「お釣りめっちゃ出ますよ〜」とか、色々話して楽しませようとしてくれました。嬉しい。最後、なけなしの勇気を振り絞り、「頑張ってください」と言ったら「ありがとうございます!」と返してくれました。それだけでもう嬉しかったです。結論、私はコミュ障。

それから第二会場を一周くらいして、第一会場へ。第二会場を見てる時、彼が、「見たいとこあったら全然止まってみていいからね。」と気を遣ってくれました。付き合わせてるの私なのに、君は優しすぎるんだよ。だらだらと話しながら、一周楽しみました。色々な人がいて回ってるだけなのに本当に楽しかったです。

第二会場には特に並ばずスムーズに入れました。第二会場に入ってすぐ、木爾 チレンさんのブースに並びました。新刊の「明日、世界が終わってもきみがきらい」を購入しました。サインを名前付きでくれました。サイン書こうかという旨と、名前聞いてくれてた時は、名前まで書いてくれるのか、どうしよう大感動となってました。とても嬉しかった。結構(とは言いつつも、10人もいないくらいでしたが)並んでいて、新刊の冊数も残り少なになっていたので、どきどきしながら待ってました。(まだ裏にあったかもしれません。)なぜか、木爾先生に、以前会ったことある人だと思われていて、すごくフレンドリーに接してくれました。私が初めてなんですって言ったらすごくびっくりされてました。お堅い雰囲気が苦手な私にとってはフレンドリーに接してくれる方が、逆に有難かったです。

次に、Bamboo Storageさんの水平思考小説アンソロジー「ビストロ・ラテラル」 を購入しました。事前情報とブース位置違う?って1人でテンパってましたが、恐らく私が地図を読めなかっただけです。彼に本当にあってる?大丈夫?ってめっちゃ心配されながら購入しました。Twitterで見てた装丁だからあってると思う、で購入したので、もしこれを見ている出展者の人は是非Twitterで装丁やある程度商品の目印になるようなことをツイートしておくと、私みたいに地図が読めない迷子民が救われるかもしれません。これは朧げな記憶でしかないのですが、Bamboo Strorageさんのブースはなんか色々豪華だったような気がします。あと、「ビストロ・ラテラル」はpvがとてもすごいので、気になった人は是非ツイッターなどで見てみてください。完成度がすごい。

次に、火樹銀花さんのブースに行きました。ブースに向かう道で、彼に火樹銀花さんは、インカレで、クイズノックが好きな書き手さんがいらして、その方に会えたら嬉しいんだよね〜と彼に話していました。私は携帯にクイズノックのステッカーを挟んでいたので、それで気づいてくれたら嬉しいなと思っていました。そして、なんと、その書き手さんと話せました。本当にびっくりしました。相手もびっくりしてました。驚かせてすいません。あと、20 分で交代だったらしく私は本当に運が良いなぁとぼんやり思ったのを覚えています。かねてから、その人のnoteが好きで、これもまた画面の奥にいた人が目の前にいた衝撃ってすごいなとなりました。後日談ですが、その人が実は私のために書いてくれたnoteが存在します。私は自分のために言葉を紡いでもらえることにかなりの喜びを感じる人なので、いろんな人に言いふらしました。気になる人は是非探してみてください。

次に、トランクランさんのブースに行ったのですが、店主さんがおらず、ここはあとで、もう一回来ようということで、一旦第一会場を一周することに。

一周している間に、「映画館カルトクイズ」という、いわのふみやさんの本を購入しました。この方は本当に当日回っていて気になったから購入したので、事前に何か用意していた訳ではなく、クイズという文言に惹かれて購入しました。なので、作者さんの名前も今調べて知りました。こういう出会いがあるから色んな人がいる会場は良いですね。

一周した後、一旦会場の外に出て、会場前のホールみたいなところで、トランクランさんの帰りを待っていました。会場内は熱気がすごくて、私は人酔いしました。これで暖房が入ってないなんて、私は信じられません。それくらいあったかいです。(https://bunfree.net/help/faq/#Q2-3)待ち時間に、彼とさっき買った本のクイズをしたり、雑談をしていました。話している時、彼からお昼どうする?と言われた瞬間私は、はっ!!っとなりました。なぜなら、お昼という存在を忘れていたからです。人として色々欠如している気がしました。そういった意味でも彼と一緒に来て良かったと思いました。1人でいたら、そのままバイトに行って、行った先でお腹を空かせて死にそうになっていたに違いありません。ちなみに、流通センターの周りには本当にご飯屋さん的なところがありません。私達は色々探して、(というか彼が主に探してくれて)マップとともに結局沢山歩いたのにも関わらず、見つけられず浜松町まで戻ってデニーズで食べました。なので、流通センター近くではなく、浜松町まで戻ってお昼を食べることをお勧めします。お互い久しぶりのデニーズでめっちゃ美味しいねと話しながら、食べたパンケーキは甘くて最高でした。甘いもの大好き。パンケーキはお昼になるのか論争は今はとっておきましょう。食事は何を食べるかではなくて、誰と食べるかなんだなと思いました。あと、水持って来させたり色々させてすいません。お世話になりました。本当に自分は気が利かない。

時間を戻します。トランクランさんが戻ってくる時間になったので、再入場し、(再入場はとくに並びませんでした。)トランクランさんのブースに行きました。ジェンダー関係は昔から、そして今も興味のある分野なので、かなり読むのを楽しみにしています。(まだ読めていない。)しおり2枚と本2冊で、500円はかなりお得。

以上で私が回りたいブースは周りきれました。欲しかった本は全部購入できたし、彼とも色々な話ができて、彼は私の中で私の話についてきてくれる人の認識があって、この時期私はバイトしかしておらず、人と話すことに飢えていたので、楽しさが倍増していた。お昼を忘れていたことを除けば最高のイベントでした。

帰りは浜松町まで、モノレールで一本。行きも帰りもモノレールでは座れました。モノレールの乗り換え口まで歩くので、そこだけ迷子にならないように注意しておいたほうがいいかもしれません。彼は迷ったらしい。帰りは迷わないようにと、乗る電車の改札が違うのに、私の乗る電車の改札口まで送ってくれました。最後まで優しさの塊でした。

冊数としては、9冊購入。合計で6,500円でしたが、6,500円以上の価値がありました。全てがお値段以上です。作り手さんの情熱が垣間見える瞬間が多くて、幸せな空間でした。購入した本の写真は以下のツイートで。(写真が下手)

(付録)上記に入り切らなかった小ネタを

どの売り子さんたちも「文学フリマ楽しんでください☺︎」とブースの去り際に言ってくれたのが印象的でした。作り手さんも、買い手さんも幸せな気持ちになれる一言だなと感じました。

流通センター駅から会場までは本当にすぐなので、駅までつけば迷うことはないと思います。

何も調べずいくのも、楽しいとは思うのですが、事前に、ツイッターやnoteなど、各媒体で、どんな本が売ってるかを調べ、この作品を買いに行こうと決めてから行くと、もっと楽しめるかと思います。公式のタグは以下です。

何を買うか迷ったら、ツイッターで検索するのをお勧めします。とにかく、多くの創作者さんが使っていて、タグを調べるだけで結構な量の作品が出てきます。ツイッターでは、お品書きや、ブースの場所を画像で出している作り手さんもいるので、それを取り敢えずスクショして、後で選別したりしてもいいと思います。

私はハッシュタグ+任意の言葉で検索して探していました。

カードやキャッシュレス決済が使えるお店はほぼないので、(私が見た限りだと、作家さんブースと後もう1ブースくらいだった気がしました)お金は現金で持っていくことを強くお勧めします。また、大きいお金より、小銭の方が良いと思います。商品は1000円や500円のお店が多く、10円や、5円、1円単位で売っているお店は少なかったので、1000円札、500円玉、100円玉を持って行くとスムーズな会計ができると思います。(10円という破格で売っている商品もありますが。)また、事前に幾らで売ります!と明記しているお店も多いので、ピッタリで持って行くと喜ばれるかもしれません。最後に、お金は少し多めに持っていきましょう。購入したかったのに、お金がない!という状態はかなり悲しいです。事前に目星をつけたお店で使うお金と、現地で気になったお店に使うお金とを、計算して持っていきましょうね。

公式さんによると、1人5,000円くらいお買い物をしているみたいですね。私は余裕でオーバーしましたが、参考までに。

また、webカタログも使用すると良いかもしれません。私は、カタログで検索して、回りたいお店の場所のスクショをとってました。商品の値段や、ページ数などを載せているブースさんや、会員登録(無料)をすると、チェックしたページ(ブース)を、ブースの場所、カテゴリ、出店名を表にしてpdfにできるページもあります。本当に便利なので、行きたいブースが決まっている人にお勧め。ただ、出展者さんがかなり多いので、ここから何買おうかなって探すのには不向きかもしれません。

最初、出店者しか登録できなくないか?となるかもしれませんが、マイメニューから会員登録をして大丈夫です。メールアドレスで認証して、完了です。事前のお知らせなんかもメールに届きます。

文学フリマはとにかく、公式さんの情報が多くて、最初は戸惑うかもしれませんが、全部を読む必要はありません。必要な情報だけを読めば大丈夫。会場につけば、自然と楽しめるでしょう。

会場にも地図は置いてありますが、スマホにスクショしておくと便利かもしれません。これは、個人によります。列の先頭にも「A」とか「あ」とか書いてありますし、ブースさんも表示してくれているところが多いです。余談ですが、私は常にブース番号と逆に行こうとしていました。こんなに二択を外すのは最早才能かもしれません。ブース番号とかを書いてメモしていたのにも関わらず、順番を考慮していなかったので、行ったり、戻ったりをしたので、回る順番を考えてから、近いブースはまとめて回るとスムーズです。当たり前ですね。彼にも何回も、もうこの辺に見たいところはない?と何度も聞かれました。以下に、35回のフロアマップを貼っておきます。

私は作り手さんに、サインや写真をお願いしたかったのですが、できませんでした。それだけが悔しいです。いつか、出会った時、本を持ってたらサインとかしてくれないかなぁ、、、、夢を見ています。そして。ここで、この前の講演会で道尾先生がおっしゃっていた言葉をニュアンス程度ではありますが、引用します。
「話しかけられて、嫌だと感じる作家は意外と少ない。」
もっと積極的に話しかけて、握手とかして貰えばよかったなぁと思っています。なので、是非これから文学フリマに行かれる皆様は作り手の方に積極的に話かけてみてください。作り手さんは結構色々お話してくれます。緊張して全然話せない私にも色々話してくれて、こんなに作り手さんとの距離が近いんだ幸せとなります。サインや写真なんかは、きっと一生ものの思い出になります。そして、これはこれを読んでる方だけとの内緒の話ですが、私は実は黒ペンを鞄に忍ばせていました。使う機会はありませんでしたが。
どうしてもだめや嫌な場合は作家さんに断られるでしょう。なので、だめもとでも行ってみましょう。(これは若干自分に語りかけてる節もあります)
最後に、絶対に周りに迷惑になるような行為だけはやめましょうね。行列ができている時の長話、サイン、握手、写真、相手が急いでいるときに話しかけるような行為は迷惑になります。長蛇の列ができている場合で、商品が絶対欲しい場合は、一度並んで購入してから、空いている時に再度話かけに行って見てください。心無い言葉などは言われないはずです。
そして、もしこれを読んでいる作り手さんがいらしたら、是非事前にツイッターや、各媒体で、サイン、握手、写真、歓迎、或いは、歓迎しない、〇〇はだめなどと告知してくれると嬉しいです。当日もブースのお品書きの横とかに書いてくれたらなお嬉しいです。私みたいな緊張しぃだけど、サインが欲しい、できたら写真を一緒に撮りたい、でも迷惑かなどうしようとおどおどしながら、逡巡している人が救われます。

当日はチラシや、無配をしているブースが沢山あります。気になったら是非受けとってみてください。素敵な出会いがあるかもしれません。

文学フリマに知識0で乗り込んだ彼の言葉で印象に残ったものを書き記しておきます。
「性癖歪んでる人(ブース)が多い」
「ちゃんと政治の知識がないと、思想が偏りそうな本が多い」
「あれは、ラマかなアルパカかな?」
「あのアザラシは怖い。」(私は可愛いと思った。行った人は覚えてるかもしれません。そうです、運営さんのブースにいたあの子です。目が怖いそうです。繰り返しますが、私は可愛いと思いました。)
みんな自由で楽しそうという私の言葉に同意してくれたので、決して彼も私もネガティブな意味で言ったわけではないということだけは理解してください。

こんなにすごいイベントなのに、チケット不要、入場無料、行くだけならかかるのは交通費だけ!しかも、エコバッグももらえる!!(東京35ではnoteさんとコラボのエコバックがもらえました。万一袋を忘れても大丈夫☺︎今後は分かりません、貰える保証も全く出来ないのですが。サイズは、購入しただいたいの本が入る大きさです。彼はエコバックが一番の戦利品、シンプルで良いととても喜んでました。)文学フリマ、最高のイベントですよね!!これを期にあなたも次の文学フリマへ行ってみませんか??

次の文学フリマの日程はこちらから↓

最後に、全ての作り手さんと、文学フリマを楽しいイベントにしてくれた人に敬愛を示し、最後までこの記事を読んでくれた人に最大限の感謝を示し、今回のnoteいや、スズキの日記を終わろうと思います。ありがとうございました。

スズキ
11/25 2022


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