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不動産業界は悪い人が多い!?あなたはどう思いますか?

数日前に近所の本屋さんに行き新しい本を物色していました。
そうしたら売れ筋コーナーでこんな本を発見!
一応、不動産業界で仕事をする上では知っておいた方がいいかなぁと思い迷わず購入しました。

その本がこちら

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「積水ハウスが63億円をだまし取られた」という事件やその手口などが書かれた本です。

積水ハウスの事件を聞いた時
「なんで騙されるんだろうなぁ」と思いましたが
手口が巧妙だし絵を描いてる人は相当頭がいいなぁというのが印象です。

印鑑証明書、本人確認の偽造は当たり前として
売主になりすましたりもするようです。

実際に決済の場では売主さんが
・権利書(登記識別情報)
・ご実印
・印鑑証明書
・本人確認資料
などを提出します。

そしてそれを司法書士が確認して所有権移転に問題がないということを確認しお金を振込ます。
しかしその全てが偽造されていたら見分けるのは難しいようです。
(いつもお願いしている司法書士の先生が言っていました。)

実際の例で
売主(なりすまし)

買主A(不動産業者)

買主B(不動産業者)

一般のユーザー
と売却されたこともあるようです。

この場合、本来の売主さんが「自分の土地だ!」と主張しても
買主Aには対抗できますが善意の第三者である一般のユーザーには主張ができません。
となると本来の売主さんはただで土地を取られたことになります。

こういうことを聞くと「不動産業界には悪い奴がいるなぁ」と思うかもしれません。
というか実際に私もそう思いましたし。

ただ私自身は不動産業界に10年以上いますがこういう類の人とは会ったことがありません。
名古屋がメインだし、住宅を扱っているからだと思いますが。
(地面師が狙う物件は基本的に数億~数十億の物件のようです。)

住宅業界は強引な人や紹介料で稼ぐ人がいるのは事実!

さすがに地面師ほどのことをやる人は住宅業界ではいないでしょう。
ですが
・問い合わせた物件は見せず自社の物件だけを見せる。
・お客さん都合は無視した接客や物件紹介。
・予算より高いものをすすめてくる。
・必要のない費用を請求する。
・登記費用などに上乗せをしてキックバックをもらう。
というのは結構、普通にやっています。

お客さんのほとんどは住宅購入が初めての方です。
なので「本当の適正価格」がわかりません。
特に登記費用や住宅ローンの費用などは借入金額や銀行、物件によって違うのでわかりにくい部分です。

司法書士の方に話しを聞くと
「お客さんの費用に上乗せしていいからキックバックを多くしてくれ」
という担当者もいたようです。
最初は3万円ぐらいの上乗せでしたが
子供がディズニーランドに行きたいと言っているから今回は10万円上乗せしてくれとエスカレートしていったようです。
通常、所有権移転、抵当権の設定などで支払う司法書士報酬は10万円~15万円程度です。
つまりお客さんは知らないところで10万円もプラスで費用を払うことになります。

こういったことがいろんな場面で発生しています。
建物の解体、登記、測量、住宅ローンetc
塵も積もればじゃないですがこれだけで年間数十万~数百万を稼ぐ猛者もいます。
しかもほとんどが「領収書のいらないお金」なので税金も発生しません。

こういうことを書くと
「なんて怪しい業界なんだ!」
と思うでしょう。

とはいえこういうことをしているのはごく一部ですけどね。

なぜこういうことが起きるかというと
「お客さんが何も知らないから」です。
何も知らないことをいいことに私腹を肥やしているんです。

住宅購入は知っているだけで損をしないことがたくさんあります。
だから私はあえてマイナスになることでもこうして書いているんです。

知識さえあれば損をすることは少なくなります。
新築戸建の仲介手数料無料なんて知っているだけで100万円得をすることになります。

住宅購入で失敗しないためにも知識をつけましょう!

Aplace株式会社


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