フルートの替え指
フルートの替え指が見つからない問題。
吹奏楽指導をする上で(そもそも替え指に頼るなという論もあるし、それは重々承知の上で、でもやはり)替え指の理解は必須であると思う。
打楽器だって全部左右交互(オルタネートという)の手順でうまくいくはずがない。もちろん、オルタネートで出来る箇所はなるべくそうするのが原則ではあるが、そうではない箇所もあるわけで。
で、替え指をどうするのか、奏者である生徒自身で調べる方法はないのかということで、購入した本がこちら。
キャリン・レバインはシンシナティ大学、フライブルグ音楽大学で学んだアメリカ人フルーティスト。アンサンブル・ケルンでクリスチャン・ディースタイン、マルタ・クリマサラと一緒に演奏していたらしい。さすがにマルタは有名な打楽器奏者なので皆さんご存じでしょうけど、ディースタインも結構知られています。シャリーノのマリンバ作品の初演をしたのも彼。
で、件の本は替え指一覧だけでなくマルチフォニック(重音)や、微分音の指まで付いている。要は現代音楽で求められる特殊奏法をある程度網羅したような本なわけです。
1巻と2巻に分かれており、1巻は普通のフルート、2巻はピッコロ等の特殊管という分け方。
インターネットでも替え指は一応出ているが、中学生だと学校にスマホを持ち込めない、学校のタブレットが重い、回線が重いということもあり得る。本が1冊あるだけでだいぶ改善されるし、インターネットにない指もありそうなので、買って正解だと思っている。
↓(どなたか、親切な方が書かれた)インターネットの替え指はこちら↓
いずれにせよ、この本は指導者・吹奏楽顧問必携だと思います。
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