バッハのインベンションの順番
J.S.バッハのいわゆるインベンション、BWV772-786。
こんなに有名な曲だが、びっくりした発見があった。
なんと、バッハ自身が15曲の学習順を決めていたというのだ。
知らなかった。今日初めて知った。
J.S.バッハが長男(W.F.バッハ)のために書いた『ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集』。これによると、インヴェンションは『プレアンブルム(前奏曲)』という名前で、次の順番で並んでいたというのだ。
①BWV772 C-dur (第1番)
②BWV775 d-moll (第4番)
③BWV778 e-moll (第7番)
④BWV779 F-dur (第8番)
⑤BWV781 G-dur (第10番)
⑥BWV784 a-moll (第13番)
⑦BWV786 h-moll (第15番)
⑧BWV785 B-dur (第14番)
⑨BWV783 A-dur (第12番)
⑩BWV782 g-moll (第11番)
⑪BWV780 f-moll (第9番)
⑫BWV777 E-dur (第6番)
⑬BWV776 Es-dur (第5番)
⑭BWV774 D-dur (第3番)
⑮BWV773 c-moll (第2番)
W.F.バッハといえば、フルートの無伴奏デュエットが有名だが、とにもかくにも、インベンションがこの順番で最初に組まれていたというのは知らなかった。
いつか、マリンバで弾いてみたいなあ。
追記。エドウィン・フィッシャー校訂という夢のような楽譜があるらしい。
近々買いに行きたい。素晴らしいだろうなあ・・・。