人と人の化学反応
大学っていろんな人がいますよね。丸2年過ごしてつくづく思います。
webマーケティングとかメディアに興味があって実際に企業で頑張る人
地域おこしをやりたくて観光大使になった人
紀行作家になりたくてこのパンデミックの中で2回も海外旅行をした人
自然が好きで家の庭に畑作って野菜とお花を育てる人
映像作成会社を立ち上げた人もいるし、教師になるために勉学を惜しまない人、、
挙げればキリのないくらいたくさんの人たちが同じ箱の中で生活しているわけです。
みんな同じ大学に通い学び合う中ではあるけれど、育ってきた環境も、考え方も、やりたいことも違う。
そうすると、不思議と面白い「化学反応」が生まれるんですよね。
たとえば、感染対策でリアルのキャンパスツアーはできないけど新入生のためにやりたいと考える人と、なにかしら映像を作りたいと思う人と、なにかを演じてメッセージを伝えたいと思う人が集まると、自然とそれぞれのアイディアが出てきて、映像で伝えるオンラインのキャンパスツアーが完成したり。
自分ひとりじゃできない発想が生まれるのが大学という場所だと思います。
普段のコミュニティにはない化学反応が生まれるからこそ、刺激的な毎日を過ごすことができるのでしょう。
そんな化学反応を生むにはやはり「自己開示」が不可欠だと思うんです。
自分がどんな考えで、どんなことに興味があって、どんなことをやりたいのか。
言語化することが難しくても、自分の言葉で伝えると、それに共感した人が自ずと寄ってきて、化学反応を起こす。
それがまた新しいアイディアや知識に繋がるんだと思います。
その化学反応は日頃からオフラインで接しているからこそ生まれるものです。
zoomやLINEやSlackの上では絶対に起こらない。
人と人とのコミュニティが生み出す化学反応は、大学の醍醐味と言っても過言ではないでしょう。
大学に通う2年のうち、半年が全てオンラインでした。残りの1年半はオンラインとオフラインの併用。
でもこの1年半のうちに起きた化学反応は、それぞれがとても印象深く、確実に自分の力となっている。
大学の醍醐味をここまで味わうと、もうオンラインには戻れない。
オンラインが浸透したいま、大学に対面授業「だけ」受けに来ている学生も少なくありません。オンラインと対面が併用だと、半分ほど(人によっては7割〜8割)がオンラインになります。
そうすると必然的に大学にいる時間は短くなり、関わる人も減り、自己開示の機会も失われる。
せっかく、それぞれが自分なりの考えや意見を持っているのに、それを活かす場がないのは本当にもったいないなあぁ。
だから私はやっぱり対面授業にこだわりたいし、大学でのリアルな出会いを大切にしたい。
多くの人が歩んでいる人生で4年間も同じ時間を過ごせるということは奇跡なのだから、その一つ一つの出会いと、学びと、化学反応を大事にしたい。
新年度を前に、できるだけ対面授業を行うよう文科省が通知を出したそうですね。
キャンパスに多くの学生が集うといいなぁ。
そこで「化学反応」をみんなで楽しみたい。
みんなの意見を聞きたいし、それを自分の学びにしたい。
新しいアイディアと学びをみんなで築いていきたい。
春から大学生になるみんなにも、春からも大学生のみんなにも、それぞれの人がいるコミュニティで面白い化学反応が起きて、みんなの大学生活が充実しますように⸜🌷︎⸝
最後まで読んでくれてありがとうございます
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