ロードスターは今が旬?

 ND型ロードスター、もしくは次期ロードスターについて様々な話が出てきている。NDが最後の純ガソリン仕様、990Sの進化版など、数え切れないぐらいの内容だが、もしかしたらロードスターは今が熟成された良いタイミグではないかと考えている。実際、ロードスターの最近の月販台数は1000台を超えているときがあったのだ。その要因に990Sの登場があると思う。専用チューニングの走行性能でこだわった1台だが、電動化が進む昨今、ハイブリッドなどありふれたパワートレインに飽き飽きしている自動車のユーザーに刺さったのかもしれない。実際私自身も気になって、販売店で試乗の機会をいただいた。一番はほかのモデルとの乗り比べができると、990Sの良さを感じやすいと思う。990Sはほかのモデルよりも一際軽快な印象があって、エンジンレスポンスもシャープになっている。だからといって、乗り味は硬くなく、ロードスター本来の姿に近づいていると思う。

 最近のニュースに、若者がスポーツカーの販売を下支えしているということが話題になっていた。手の届きやすい価格帯、サイズ、使い切れる性能など、一定の条件がそろった車といったら、ロードスターの名前が真っ先に挙げられると思う。マツダは次の一手を考えているようなので、今後に期待したいと思う。

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