アクティトラック
昨年、農業用として、最終型のアクティトラックを購入した。現在は冬時期のため農業ではほとんど使用せず、私が仕事で使用している。今まではキャリィを乗っていたが、祖父がホンダ製の軽トラックに乗ってみたいということから、中古の3代目アクティトラックを購入した。いざ運転してみると、低速トルクが薄いのでクラッチをつなぐのが非常に難しい、衝突安全性の観点からボンネットがついた関係などで室内が非常に狭く、ペダル操作が結構大変、元々農業用で使用されていた中古車のようで、至る所にガタがきているなど、少々問題があった。また、農業用で使用するには、長いホイールベースによる大回りな最小半径回転もネックだった。5年ほど使用し、車検のタイミングもあったため、父と叔父の判断で最終型の在庫車としてディーラーにストックしてあったアクティトラックを購入した。
昨年11月に納車した4代目アクティトラックは、エンジンが先代型のキャリーオーバーだが、車体が軽量になったこともあってか、加速がよくなっているような気がした。ただ低速トルクは薄いので、クラッチをつなぐのはMTに慣れている人でないと最初は違和感があるかもしれない。ただ、設計が20年以上前の高回転型エンジンとミッドシップレイアウトは思わぬ楽しさを感じさせる。4代目はショートホイールベースに戻ったこともあり、小回りが非常に利く。まだ農業用途で使用をしていないが、駐車場などで転回するときはハンドルが切れることにかなり驚いてしまった。室内空間も広くなっており、直角の運転姿勢で運転する必要がなくなった。ペダルレイアウトも改善されており、運転が非常に楽になった。ロングホイールベースのほうが、直進性がよく、長距離向きとも言われているが、農業用途では、直進性よりも小回りの利くショートホイールベースのほうが良い。さらに、以前の軽トラックにはなかった、パワーウィンドウ、キーレスリモコン、エアコンが装備されたモデルのため、乗用車並みの快適装備が個人的には気に入っている。
ホンダが作った、最後の軽トラック、大切に乗らねばと思っている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?