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セルフリッジズ買収!

8月23日日本経済新聞朝刊記事に、”英百貨店買収を完了”と言う記事が掲載されましたので、引用・紹介します。

タイの小売り大手セントラル・グループは英国の高級百貨店セルフリッジズ・グループの買収をこのほど完了した。買収額は非公表だが、英メディアによると、40億ポンド(約6500億円)程度とみられる。事業の中心であるタイ市場が飽和しつつあるなか、買収をテコに海外展開を急ぐ。

日本経済新聞

セルフリッジズは1909年に英ロンドンで1号店を開業、現地ではハロッズ等に並ぶ老舗百貨店の一つとして人気が高い。セルフリッジズが英国、アイルランド、オランダに展開する18店舗が、今回の買収対象となる。

日本経済新聞

セルフリッジズ(筆者はいつもセルフリッジと言っていました)といえば、筆者が30年以上前に英国駐在していた際、顧客先としてハロッズと並ぶ旗艦店舗であり、常に売場確保に奔走しプロモーション展開にやっきになっていた最重要顧客であったことを思い出します。ロンドンの顔、といった様相を呈していました。
ハロッズが、威風堂々としたゴージャスな店舗であるのに対し、セルフリッジズは、最先端のファッションを強調したハイセンスな店舗、とったイメージがありました。
日本からの来客には、真っ先に売場見学をしていただいていた代表的な店舗でした。

セルフリッジズの経営が厳しいという話は20年近く前から聞いていましたし、実際売り場も以前ほど革新的ではないように感じてはいました。

今回、タイの小売り大手グループに買収されたわけですが、実はハロッズもカタール投資系の投資ファンドのエジプト人富豪に買収されていますので、同様の経路をたどっただけなのかもしれません。

今回の買収によって、百貨店事業にどこまで影響を及ぼすかは分かりませんが、同店の全盛期を知る者としては、英国人の手によって復活してもらいたい、という気持ちもありますね。

今や百貨店ビジネスは、どの国でもシビアです。

行政書士鈴木法務オフィス
http://www.suzuki-kokusaihomeoffice.com

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