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新型肺炎、今期業績に逆風

2月15日日本経済新聞朝刊より一部引用、要約。

企業の業績が大変なことになっています。大手中小問わず、軒並み「純利益大幅減」という文字が新聞紙面から飛び込んできます。中古ブランド品流通大手のコメ兵の決算予想の記事を紹介します。

中古ブランド流通大手のコメ兵は14日、2020年3月期の連結純利益が前期比96%減の4000万円になりそうだと発表した。19年10月の消費増税の反動減が長引いたうえ、新型肺炎の影響で買い取りや売上高が計画を下回ると判断した。

昨年10月の消費増税前は、増税後の消費インパクト予想や軽減税率導入問題など、連日メディアを通じて議論が繰り広げられましたね。しかし、導入後すでに4ヶ月以上が過ぎましたが、経済活動全体に対する影響度はどうなのか伝わってきてはいません。現時点では時期尚早なかもしれませんが、導入導入後の企業業績や消費実態をしっかり追跡、検証する必要があります。

訪日外国人の減少で、2月以降の売上高は伸び悩んでいる。個人買い取りや法人向け販売は堅調で、売上高は11%増。

今回の新型肺炎により、圧倒的なシェアを占める中国人観光客の激減が、多くの企業の業績に負の影響を与えていることは否めません。あらゆるビジネス分野において、いまや中国抜きの事業戦略を語ることは不可能です。しかし、中国依存度を高めすぎないよう「リスクマネジメント」をいかに効果的に行うか、が今企業経営に問われています。別の記事では、レアアースの中国依存度を暫時下げていき、アメリカ・オーストラリア等との提携を強化する、と書かれています。今後の世界戦略に注目しましょう。

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