見出し画像

逆境に勝つベンチャー育てよ

歌手・俳優の福山雅治さんは、毎年恒例だったスタジアムでの公演を中止し、その代わりにスタジオでの無観客ライブ配信に切り替えたといいます。一方、昨日K-1は、国や県の自粛要請を顧みずに観客を入れて試合を決行したようです。どちらが正しい選択だったのか?今やれること・やるべきことを精一杯やる、ということなのでしょう。

以下、日本経済新聞朝刊3月23日社説より一部引用、要約。

ベンチャー企業への資金の流れが滞り始めた模様です。世界の投資額は2,019年に7年ぶりに減少に転じましたが、新型コロナウイルス感染拡大による金融市場の混乱でさらなる落ち込みが懸念されています。

危機下だからこそイノベーションの芽を摘んではならない。ベンチャー経営者や投資家は、資金調達環境の悪化に備えるべきだ。
ヒトやモノの動きが制限され、幅広い企業の事業活動に停滞感が広がっている。だからこそ、柔軟な発想でサービスや製品を開発して新市場を開くベンチャーの役割は重要だ。

このことは、ベンチャー企業家ではなくても、我々一人一人、特に経済活動を行なっている人々全てに当てはまることでしょう。

経営者はまず、資金調達が滞ることを前提に事業計画を見直すべきだ。早期に収益を生むサービスや製品の開発を優先してはどうか。新しい市場に攻め入るなど臨機応変に事業を方向転換する経営手法も有効になるだろう。

政府から融資策も次々と打ち出されていますので、それらを活用し、当面の資金繰りに集中した抜本策が最優先事項だと思います。一方で、この危機をきっかけにして、自社の事業構造をもう一度見直すことは重要です。

今回の感染拡大により多くの業界・業種に属する企業が大きなダメージを受けています。しかし、影響を受けないどころか、したたかに業績を維持・伸ばしている企業もある、と聞いています。

働き方改革、あるいは労働生産性の向上というテーマと併行して、今一度ベンチャー精神を取り戻す機会にしてみてはどうかと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?