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手話通訳者全国統一試験「手話通訳者に必要な基礎知識」の出題テーマを勝手に予想!!


短期集中復習のススメ

試験間近となったこの時期は、ポイントをしぼって集中的に効率的に勉強に取り組みたいものです。手話通訳者全国統一試験の過去3年分の過去問を踏まえて、頻出問題の傾向を分析し、筆記試験の出題分野を勝手に予想してみました。テキストで復習すべき頁もあわせてのせています。
試験対策の参考にどうぞ。

これは頻出テーマNo1.〜全日本ろうあ連盟の歩み、歴史、ろう教育〜

【keyword】

・四本柱の運動(民法11条改正、聴覚言語障害者総合センター設置、道路交通法改正、手話通訳の国家認定制度)
・群馬県伊香保温泉に結集し「全日本ろうあ連盟」の結成
・「差別青研」と呼ばれる「お願い」運動から「権利」運動への契機づくり
・京都盲唖院の開講による特殊教育の始まりと古河太四郎による手話教育(手勢法)

【復習すべきテキスト頁】

★手話通訳者養成のための講義テキスト(全国手話研修センター)
「わが国の手話通訳活動の歴史」→P7,P8
★手話奉仕員養成テキスト(全国手話研修センター)
「聴覚障害者活動と聴覚障害者福祉制度」→P122〜P129
★手話通訳Ⅰ(全国手話研修センター)
「京都盲唖院」「手話学習会みみずく設立」→P23,P49
★手話通訳Ⅱ(全国手話研修センター)
「差別青研」「全日本ろうあ連盟結成」→P19,P25

これは頻出テーマNo2.〜手話通訳士の職業倫理〜

【keyword】

・手話通訳士倫理綱領
・伊東論文「ろうあ者の権利を守る通訳を『通訳論』」
・安藤・高田論文「日本における手話通訳の歴史と理念」ー(抜粋)「手話通訳者は、ろうあ者の社会的自由の獲得の援助者であり、手話通訳技術者である前に社会活動家であれ」ー

【復習すべきテキスト頁】

★手話通訳者養成のための講義テキスト(全国手話研修センター)
「手話通訳活動の歴史における主なできごと」→P9〜P12
「手話通訳者の職業倫理」→P68〜P75

これは頻出テーマNo3.〜手話通訳活動場面での手話通訳技術、留意事項〜

【keyword】

・手話通訳場面の留意事項、確認、守秘義務
・司法場面、労働場面、医療場面等
・手話通訳技術・表現技術(シャドーングトレーニング、デカラーシャドーイングトレーニング)
・手話通訳技術・翻訳技術(逐次通訳トレーニング、同時通訳トレーニング、イントリガルトレーニング、サマリートレーニング)
・手話通訳実践技術(事例検討・集団討議、ロールプレイ・集団討議、レポート発表・集団討議)
・メッセージの伝達(受容→理解→記憶保持→再構成→他言語で表現)

【復習すべきテキスト頁】

★手話通訳者養成のための講義テキスト(全国手話研修センター)
「手話通訳の理念と仕事」→P42〜P48
「手話通訳のしごとと手話通訳場面・内容」→P71〜P75
★手話通訳Ⅰ(全国手話研修センター)
「サマリートレーニング」→P31
「シャドーイングトレーニング」→P45
「政見放送」→P57
★手話通訳Ⅱ(全国手話研修センター)
「デカラーシャドーイングトレーニング」→P23

これは頻出テーマNo4.〜国際障害者年、障害者基本法〜

【keyword】

・国際障害者年(1981年)
・障害者の定義「身体障害、知的障害、精神障害(発達障害を含む。)その他の心身の昨日の障害がある者であって、障害及び社会的障壁により継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける状態にあるものをいう」
・2006年、国際連合にて障害者権利条約が採択。政府は条約批准のため、2011年、障害者基本法第3条に手話を言語として規定。
・完全参加と平等
・ICF(国際生活分類)

【復習すべきテキスト頁】

★手話奉仕員養成テキスト(全国手話研修センター)
「障害者福祉の基礎」→P112〜P121
★手話通訳者養成のための講義テキスト(全国手話研修センター)
「障害者福祉の歴史」「障害者基本法」→P16〜P21

これは頻出テーマNo5.〜障害者総合支援法、福祉サービス〜

【keyword】

・障害者自立支援法
・応益負担から応能負担へ
・障害者総合支援法
・自立支援給付(介護給付、訓練等給付、相談支援、自立支援医療、補装具)
・地域生活支援事業、意思疎通支援、日常生活用具の給付又は貸与

【復習すべきテキスト頁】

★手話奉仕員養成テキスト(全国手話研修センター)
「日本における障害分野の新たな潮流」→P116〜P121
★手話通訳者養成のための講義テキスト(全国手話研修センター)
「障害者総合支援法」「制定・改正された主な法律」→P22〜P33

これは頻出テーマNo6.〜聞こえのしくみ、聴力検査、障害等級〜

【keyword】

・耳の役割
・音の三要素、dB(デシベル)
・外耳、中耳、内耳
・感音性難聴、伝音性難聴、混合性難聴
・純音聴力検査、語音聴力検査、骨導検査、新生児聴覚スクーリング検査
・身体障害者障害程度等級
・身体障害者手帳

【復習すべきテキスト頁】

★手話奉仕員養成テキスト(全国手話研修センター)
「聴覚障害の基礎知識」→P88〜P95
★手話通訳者養成のための講義テキスト(全国手話研修センター)
「身体障害者障害程度等級表」→P28〜P29

これは頻出テーマNo7.〜ソーシャルワーク、リハビリテーション〜

【keyword】

・エンパワメント
・バイスティックの7原則
・ケースワーク(インテーク、アセスメント、プランニング、実行・介入、モニタ意リング、終結)
・ノーマライゼーション
・リハビリテーション(医学、教育、職業、社会)
・バリアフリー

【復習すべきテキスト頁】

★手話奉仕員養成テキスト(全国手話研修センター)
「障害者福祉の知識」→P113〜P115
★手話通訳者養成のための講義テキスト(全国手話研修センター)
「ソーシャルワーク概論」→P34〜P41

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