見出し画像

サクラエディタがやっぱり大好き!

最近、書けないことを環境のせいにしながら執筆環境をあれこれと変えてきた。WindowsからMacにしてみたり、Windowsに戻したり、ポメラを買ったと思ったら結局またWindowsに戻したり。WindowとMacで色々なソフトも試してきた。有料のものも含めて。

そのような過程を経て、今はWindowsでサクラエディタを使うっていうシンプルな環境に行き着いている。この環境はとても気に入っている。ようやく正解を見つけた気分。最初からこれでよかったんだ。

サクラエディタとは、もう大昔から存在しているテキストエディタの定番中の定番だ。動作が超軽量でシンプルな「THE テキストエディタ―」でありながら、設定を色々といじって自分好みにカスタマイズすることも出来る高機能さが評価されているポイントなのだと思う。少なくとも僕自身はそこが気に入っている。しかも無料。

Wikipediaによると、初版がリリースされたのは1999年らしい。確かにその頃の時代を感じさせるビジュアルをしている。記憶を探ると2004年頃から僕もサクラエディタを使っていたような気がする(勘違いかもしれない)。2009年からは間違いなく使っていた。会社のPCでもプライベートのPCでも使っていた。

とはいえ、本を書くときまでは使っていなかった。高機能と言ってもあくまでシンプルなテキストエディタであるサクラエディタで10万文字以上書くのは僕には無理。何が無理って、僕は長文を書く際はアウトライン表示を常に傍らに置かないと書けないのだ。そうしないとすぐに脱線して今は何を書くべきなのかがわからなくなってしまう。記憶力が低いからだと思う。

そしていくら色々な設定をできるとはいえサクラエディタはあくまでテキストエディタなのだから、アウトライン表示はできないだろう。

僕が長文を書くソフトに求めている条件は以下。

  • 見出しを設定できて、一目で分かるように見出しの見た目を変えられる

  • 見出しをアウトライン形式で表示して、入力欄の横に常時置いておける

  • 背景が黒、文字が白にできる

  • 動作が軽い

  • スマホでもPCでも書ける

  • 無料

見出しのアウトライン表示は必須。これがないと長文を書けない。それ以外の条件は、できれば、な位置づけ。必須ではない。

この条件をもとに色々な環境をトライしてきたのだけど、結局しっくりくるものがなくて、もう諦めてWordを受け入れつつあった。

ところが、つい先日、衝撃の事実を知ってしまった。なんと、サクラエディタでも見出し設定とアウトライン表示ができるらしい。え、マジかよ。今までの俺の苦労って何だったの。灯台下暗しとはこのことか。

具体的な画面で言うと、以下な感じにできる。

アウトライン表示を付けたサクラエディタの画面

画面左側に見出しをアウトラインで表示している。これによって全体の構成及び、その中で今はどこを書いているのかを常に把握しながら書ける。そうしながら淡々と書き続けることで、あら不思議。そのうちいつの間にか10万文字ぐらいから構成された1つの内容が出来上がる。魔法みたい。

色々と設定はしている。#で見出し1、##で見出し2となるように手動設定しているし、見出しの色も手動設定。あと背景や文字色、1行当たりの文字数も手動設定。全て1つずつ手動設定。最近の何でもいい感じに自動的にやってくれるアプリとは設計思想が異なる。

何でもいい感じにやってくれる今どきの便利アプリってサクッとゆるく使う分には楽なのだけど、自分用にカスタマイズしながら少しでもストレスを無くしてヘビーに使おうとすると痒い所に手が届かない不便さがある。自動的な便利機能が邪魔になるし、細かな設定まではできない。

サクラエディタはシンプルな土台がある上で、細かく設定できるのが好き。Wordは最初から複雑な土台があり、かつ細かい設定もちゃんとしないと求める体裁にならなくて、しかも思い通りの設定にならないので苦手。まあWordは文書作成ソフトだから比べるものでもないが。文章はサクラエディタで全て書き上げて、最後に文書として体裁を整える際にだけWordは使いたい。

PCでサクラエディタを使う場合、スマホからも書く手段としては、テキストファイルをOneDriveとかiCloudとかDropboxなどのクラウドストレージに置き、それを編集できるスマホアプリを使えばいい。探してみたらいくつかあったし、実際に試してもみた。サクラエディタはファイルを独自形式かつブラックボックス的に保持する最近のアプリとは異なり、汎用的な.txtなどを開いて編集しているだけだから、他アプリを組み合わせやすい。

まあでも、色々と試行錯誤した末に、スマホからは書けなくてもいい、むしろ書けないほうがいいっていう結論になった。その話は今回の本題ではないので今後改めて書く。今の僕は、長文はPCのサクラエディタで書く。その環境に行き着いた。サクラエディタ大好き!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?