霊感とか怪談とかスピリチュアルとか
怪談が好きである。ホラーとか都市伝説でなく、怪談。
幼い頃父方の祖母が大好きで、週末の祖父母宅のお泊りを楽しみにしていた。
夜祖母の布団に一緒に寝る際、寝物語をせがんだ。
桃太郎、浦島太郎、番町皿屋敷、四谷怪談…
なぜ、怪談を聞くようになったか定かでない。
祖母のとつとつとした口調が耳に心地良かったのもある。自分の家がある下町と違って、静かな田舎の住宅街だった。
夜は民家の灯り以外無く、周りにまだ田んぼが残り、夏になると、開けている窓からウシガエルのモーモーという大合唱が聞こ