-ヨドミ- 「lucK girL blooD tuesdaY」

6/18(土)。

なんと前回の観劇からまたもほぼ1年経っていた!!
というわけでほぼ1年ぶりの観劇日記です←

前回の日記も読み返すと、流行り病の影響で世の中の行動が制限されて、それなりに精神的に堪えていたんだなぁ、と。
ただ、やはり記録を残しておくのは良いもんだなと思い早々にパソコンに向き合う。え、観劇から2日経ってる?すみません・・・

マイベスト推し劇団-ヨドミ-さん。
今回の舞台も凄い良かった。まじで良かった。
Twitterでは極力抽象的な感想は避けて自分が何を感じたか、考えたかを書くようにしていたのだけど、まず第一の感想はコレである。

登場人物一人一人、全くタイプが違うのに全員に共感できてしまった。
自分も、いや家族が似たような経験をしたからだ。祖母の自宅介護で。
物語の家族は障がいを持つ弟がいて、彼に対してそれぞれが頭を悩ませていたのだけど、各々の持つ感情が痛いほど分かってしまった。

僕を含めた両親3人は約1年半程度の自宅介護をしていたのだけど、正直なところ、あまり思い出したくはない。
今でこそ祖母は入院して、落ち着いて振り返る事が出来ているが、舞台を観て様々な感情を蘇らせずにはいられなかった。

物語の家族は20年以上、自宅でもっと壮絶な介護(=監禁)を続けてきたのだと思うと、言葉が出ない。

印象に残ったシーンが、終盤。
障がいを持つ彼が姉によって殺められた。
姉は泣き崩れ、他の家族は・・・遺体を隠そうと協力し、果ては笑っていた。
兄のお嫁さん(家族唯一の外部からの存在)はそれを見て狂っていると叫ぶ。

確かに狂っているかもしれない。けど、家族それぞれの想いを分かってしまう自分もいた。
流石に詳細を書くのは止めておくけれど、ドス黒い感情を抱いた事が無かったわけではない。
踏みとどまれてよかったと、心の底から安心している。

ヤバい奴なんじゃないかと思われるかもしれない。
でも簡単には分かって貰えないと思う。

劇中、役場の女性が彼女なりに家族を思い、助けたいと奔走する。
その正義感が頼りになると思いつつ、僕は不思議なもので腹立たしくも思った。
もう一人、役場の男性がいた。彼は飄々と、淡泊な対応を家族に振る舞うも実際は障がいを持つ家族が居た。故に、そういう振る舞いをするほうが、波風を立てないと分かっていたのだと思う。というか、ぼくも同じ立場ならそうするかもしれない。
簡単には分かれないから。

それでも、突然、家族が、もしくは自分が介護が必要になる時は高確率で起こり得る。
その時は外部に助けを求めたほうが絶対良いという事は書いておきたい。
それで身も心も救われた一家もあるから。

突然の自分語りも含めた感想になってしまったけど、人物の心の機微が面白いように感じられて、心を振り回された素敵な舞台でした。

久しぶりに日記を長々と感情のままに書いてしまって後々読み返したら恐らく違う意味で発狂してしまうと思うけど、これはこれで趣のまま。

P.S 僕は今元気です。

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