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【東北の喫茶店・カフェ】宮沢賢治ゆかりの光原社・可否館(こーひーかん)

コーヒー好きな私の盛岡での楽しみは、「喫茶店に行くこと」です。
盛岡の市街地には、落ち着いたシックな雰囲気の、レトロな喫茶店が多く、毎度のことながらどの店に行くか迷ってしまいます!

今回は、盛岡駅から徒歩10分の材木町にある、「可否館(こーひーかん)」に行ってみました。

宮沢賢治ゆかりの「光原社(こうげんしゃ)」


お店があるのは「光原社」の敷地内です。

光原社は、今は「南部鉄器」や「漆器」など主に岩手県の工芸品を扱うお店ですが、もともとは出版社でした。


(光原社敷地内には、『注文の多い料理店』出版の地の石碑が建っている)


今では誰もが知っているであろう童話、『注文の多い料理店』を、作者・宮沢賢治の生前に出版したことで知られています。
また、「光原社」という社名も賢治がつけたそうです。

可否館(こーひーかん)へ

工芸品を扱う店舗の後ろに、喫茶部門である「可否館」はあります。

中に入ると、シンプルな茶色い内装の落ち着いた雰囲気。ところどころに民芸品が飾られており、お店のセンスを感じます。
黒髪の女性店員さんが「いらっしゃいませ」と声をかけてくれました。とても丁寧で清々しい対応で、さわやかな気持ちになりました。

店内は、カウンター席6つほど、テーブル席が3つほどの小さなお店です。
窓際の席に座ると、窓からお庭が見渡せて、心地よい風が入ってきました。

「アイスコーヒー」を注文。内陸特有の盛岡の暑さを癒してくれるかのような、コクがある味でした。

残念ながら、店内は撮影NG。けれどもシャッター音がなくて落ち着ける気がしました。
(盛岡の観光ガイドには店内写真が掲載されているので、気になる方はそちらをご覧ください)

可否館を出た後は、お庭を散策。するとこのようなものを見つけました。


宮沢賢治さんの顔が彫られた石碑です。

そして、敷地内には賢治関連の展示室などもあります。

盛岡の観光地としては、有名すぎるくらいの光原社と可否館。
「岩手県の工芸品」「宮沢賢治」「レトロ喫茶」といった言葉にピンときたらぜひ行ってみてはいかがでしょうか?!

※参考
光原社
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