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VINTAGE ROCK std. × UNISON SQUARE GARDEN “VG” vol.3 +α

こんにちは。3ヶ月ぶりにこうやってnoteで文字を打っています。

やっぱりユニゾンのライブに行くと書き残しておきたくなるのよね。この先もずっと何十年も彼らがライブやってる限りは観に行くと思うので、そのときに過去のライブの感想が残ってたらいいなと思って。

さて今回は、今年から始まった3マン企画”VG”に行ってきたよという内容です。私はこの企画に参加するのは初めてで、そもそも行くつもりなかったんだけど(平日の3マン長くてつらそうで…)前日にチケットが残ってたからふらっと行くことになった。

集まった3バンドは、

・This is LAST
 →バンド名も曲も知らなかった
・GRAPEVINE
 →斎藤さんが尊敬してるのは知ってたけど
  曲は知らなかった
・UNISON SQUARE GARDEN

という認識だった。せっかくなので前情報は一切入れずに現地での生音を楽しむことにして会場に向かった。

初めての会場だったんだけど、シャレオツでかっこいい!ところで、中に入ってから「どこが1階?」となったのは私だけではないでしょう。ドリンクカウンターの場所もなんだか他のライブハウスにはない感じで新しい。


以下、各バンドのセットリストと感想です↓


◆This is LAST

1.愛憎
2.恋愛凡人は踊らない
3.カスミソウ
4.#情とは
5.もういいの?
6.オムライス

千葉県柏からやってきた3ピースバンド。年齢は他の2バンドと比べると一回りくらい若い。

一曲目聴いて、じっくり聴き入る感じの恋愛ソングが持ち味なのかしらと思ったら、二曲目のイントロがとてもキャッチーで座りながら踊っちゃった!

めちゃくちゃいいメロで「死んで償っても許さんぞ」と歌ってて笑っちゃったし(聴いてから時々口ずさんじゃうので気をつけたい)、この曲に「恋愛凡人は踊らない」というタイトルつけるのもいいね!

「オムライス」は多分サビ前手拍子+ラスサビ前コールアンドレスポンスを楽しむ曲だったんだろうな……追いつけなくてすまん……という気持ちだったけど、楽しかった。

どこから目線?って感じで恐縮だけど、他の2バンドとキャリアが全然違うし、まだ会場があたたまっていない中最初のアクトでこれだけ堂々と音楽やって凄かったな。「曲いっぱいやりたいのでMCは程々に」みたいなことも言っていたような。

先輩2バンドとかなり毛色の違う感じがしたので、今回の対バンについて、本人たちがどのような感想を持ったのかちょっと気になるところだな。これから是非頑張って欲しいです!


◆GRAPEVINE

1.Alright
2.EVIL EYE
3.Suffer the Child
4.目覚ましはいつも鳴りやまない
5.マダカレークッテナイデショー
6.Gifted
7.ねずみ浄土
8.光について

今日は3ピースバンドが3組!とはしゃいでいたけれど、GRAPEVINEさんはライブ5人編成なのね!存じ上げなかったわ…

日本語か外国語か、存在する言葉か造語なのか、一聴ではよくわからない歌詞と、隙間のある音がめちゃくちゃ気持ちよかった。

特に「目覚ましはいつも鳴り止まない」の歌い方がめちゃくちゃ好きですね……あの歌い出しを聴いてだれが「お弁当ぶら下げて」だと思うんですかね?(あとから調べた)

それと「ねずみ浄土」は一音目から完全にズルだなと思ったよ。あの演奏、特にリズム隊とあの歌とコーラスがないと曲として成り立たないだろうな、という絶対的な強さを見せつけている……やろうと思っても誰もカバーできないでしょう?あの曲。

この表現がどうなのかわからないけど、彼らの曲って歌詞がなくても成り立ちそうな感じがする。田中和将さんの鼻歌と演奏だけでめちゃくちゃ聴き入ってしまうだろうなと、この曲の歌詞のない部分の田中さんのハミング?(何て呼ぶんでしたっけ)を聴きながら思っていた。

あと、ライブ通して思ったのは「やっぱりバンドにはギターソロが不可欠!!!全曲やってくれ!!」というところだな。ギターかっこ良すぎる!

どの曲もかっこよかったけど、その中でも特に最近曲が刺さったということは、私は今の彼らのモードがかなり好きなのかもしれない。ワンマンいってみようかな。ライブハウスでお酒飲みながら見たいなあ。


◆UNISON SQUARE GARDEN

1.Numbness like a ginger
2.instant EGOIST
3.23:25
4.チャイルドフッド・スーパーノヴァ
5.Miss.サンディ
6.蒙昧termination
7.天国と地獄
8.kaleido proud fiesta
9.春が来てぼくら
en.オリオンをなぞる

ここ最近見たライブの中で、個人的には一番好きなセトリでしたね…

印象深かったのは初っ端。わたしは普段どのアーティストのライブを見ても1曲目の没入感はあまりなくて「ああ、音が鳴ってるなあ」みたいな変な見方をしてしまうんだけど(特にミドルテンポ曲はそう)、今回のセッション→Numbness like a gingerはグッと心を持って行かれた。

個人的に、これは半分くらいGRAPEVINEのおかげかな〜なんて思っている。先輩のラスト二曲が残してくれた気持ちの良い余韻に乗っかって、はじめてのNumbness like a gingerを美味しく味わえたのかなと。対バンの良さですね…

この曲は特に斎藤さんの歌声との相性が抜群で本当に最高。サビ頭の「Numbness like a ginger」の繰り返しがシンプルに斎藤さんの一番気持ちいい音域(個人的所感)を突いていて良い。改めて、めちゃくちゃ歌が上手い。

あとは、ありそうでなかったinstant EGOIST→23:25繋ぎ!わたしは初耳だったけど過去に他のところでやってたりしたのかな?
2,3,2,5のセッションをもう一回回してからあのイントロ入るのベタベタで最高だ・・・またどこかで聞きたい。

チャイルドフッド・スーパーノヴァと蒙昧terminationは、「いつかライブでエンカウントしたいお気に入り曲」リストに入っていたので嬉しかった。ライブで初めてあの笛(最初は音カスカスだったけど)と「歌詞書いたの僕じゃないんで田淵に言っといて!」というキメを聞けて興奮した!

春が来てぼくらはエンドロール感が強くてライブ本編最後にぴったりだなとずっと思っている。多分あれだよね、LIVE in the HOUSE?の映像のエンドロールに使われててその印象が強いのかな。3月末に聴く春が来てぼくら、じーんときますね。

そういえば今回、3バンドとも2階席で着席したまま聴いていたんたけど、これはこれでめちゃくちゃありだなと思った。立っていると当然足腰に力が入るけど、座るとある程度脱力できるから、その分油断している身体にグワッと音を浴びせられているような感じがして、かえって臨場感ある。

感覚的には、脚がつかないタイプのジェットコースターに乗っているような感じに近い?かな。ウワッてなっても脚に力が込められないから内臓がギュッとなるじゃないですか?あんな感じ。チャイルドフッド・スーパーノヴァのイントロはまさにヒュッとなった……

2階席を選べるときは選ぼう…と思いました。転換中座れるのもめちゃくちゃ有難い。


◆おまけ 1/21 LIVE HOLICの感想

ユニゾンのセットリストに痺れすぎて逆に文章にすることが難しく殴り書きのメモだけ残していたのだけれど、ついでに放出しておく。

1.アナザーワールド
2.フルカラープログラム
3.カラクリカルカレ
4.デイライ協奏楽団
5.等身大の地球
6.マスターボリューム
7.Mr. アンディ
8.23:25

初っ端アナザーワールド→フルカラープログラムで「おや…?」と思っていたところ、普段はセットリストについてほとんど喋らない彼らが、
「今日は真っ向から勝負したかったのでインディーズ時代の曲だけでセットリストを組んできました」
とわざわざ宣言したこのライブ、ヒリヒリした雰囲気がほんっっとうに最高すぎた。

この一言のあとのカラクリカルカレのイントロがテンション上がりすぎて……「どうすんだよ、めちゃくちゃだぞ」がその通りすぎる!インディーズ時代の曲の中から…とはいえ、今以上にキメがバチバチの曲ばかりで熱量が!凄い!

いやしかし、他の出演バンドたちに対するやり方が良い意味でえげつないなあと思ったよ。

FUTURE BANDに対しては「自分たちはインディーズの曲だけでここまでできます、すでにあなたたちくらいの歴でこんな曲を出してましたが、今はあなたたちはどうですか?」と叩きつけているわけじゃんね。バンドの形はそれぞれあるにせよ、自分たちの現在地と先輩たちが立つ場所の違いを明確にしにいってるわけじゃないですか……いかついな……

あと、自分たちの前にやったフレデリックに対しても「若手に対して余裕はぶっこけないので勝負しますって言ってオドループやってましたけど、あくまでも自分たちは真っ向からやってるのでインディーズ曲だけでもぶちのめせますよ?」と結果的に見せつける形になったじゃないですか(意図的ではないにせよ)。これも大人気なくて最高でした。


総じて、対バンイベントはやっぱり楽しい!
VGもライホリもいいイベントなのでまたいきたいですね〜

おわり

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