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CDはオワコン、、?

目まぐるしく時代が駆けていくコロナ禍で、音楽の業界では「CDの時代は終わってしまった」とまことしやかに囁かれているらしい。。

まぁ、CDが売れない、なんて話はとうの昔から聞いていることで、ずっと自主製作で活動してきた身としては、まず"足を使ってお客さんに会いに行く" ライブ展開をしていくことに疑問も苦痛もなく。またライブ現場でいわゆる「CD手売り」していくミュージシャンも周りに沢山いたし、生計を立てている人もそう少なくなかった。

44.1kHz / 16bit というCD録音の規格。長い間『CD』というメディアに落とし込むゴールを目指してレコーディングをしてきました。24bitなどのハイレゾ音源がだいぶ出回ってきましたが、CDにとって変わるモノとは言い難い。配信のサブスク音源ではかなり物足りない。かと言ってレコードを作るにはコストがかかり過ぎて。。。
なんて悩みは尽きないのですが、今まで数多の音楽再生メディア革命を通ってきた人間というのは、きっと何処かの着地点を見つけるんでしょうね。音楽だけに限らず、新しいテクノロジーとは便利なものであれば、1、2年で生活の中に溶け込んでいくのかもしれません。

現在自分がリリースを控えているものが2作品。コロナ禍でリモートレコーディングを進めてきたSuzKen & the Kungo Bongosの『SOME SPARKLE』とソロとして3年かけて作っているアルバム。どちらもCD&配信でリリースする予定です。ただ、それ以降のCDリリースはもう無いかもしれません。ただ、CDにはCDの音の美しさがあると思っていて、代替メディアが存在しないのならば存続させていく必要がある気もしています。。。つまりとても迷っているのです笑

SuzKen & the Kungo Bongosの『SOME SPARKLE』のリモートレコーディングの製作過程はポストコロナの時代の新しいやり方の一つであると思うし、他にも色々な方法が模索されていくと思っています。そんな中、自分たちの追い求めていく「音」を落とし込んでいく「メディア」をどうするのか。しばらく葛藤は続いていくのかなぁ。。。


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