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メンズストリッパーがお客様にブチ切れた話

あろはろは!
メンズストリップダンサーの朱雀ガラティアです☆


エンタメ業界に限らずですが、商売はお客様あってのもの!

常に感謝の気持ちを忘れずに、需要を超えた需要を提供していかなければなりません。


…なんて、月並みなこと言ってみました。


自分がメンズストリップなんて世間で何の認知もされていない仕事をしているのは、客席を沸かせて目の前の人たちに楽しんでもらうために他ならないし、

自分が楽しみ、お客さんを楽しませる

がモットーの朱雀は、常にそのことを意識しています。
パフォーマーとしては当たり前の話よね。


なのでお客様方とはとても良好な関係を築けている(と思っている)し、良い方々ばかりで本当に楽しく伸び伸びやらせてもらって感謝してます♡


中には「え、何この人…」みたいなお客さんも数人いましたが、
どれも大したことじゃなかったしいちいち気にしてられないのでもう何も思うところはありません。
ていうか、年間2000人以上のお客さんの前でやってきたけど、それでも数人って逆に凄いです。みんなちゃんとしてる。


それから、そういった方々っていうのは単純にこの世界でのルールやマナーを知らなかっただけかもしれないしね。

以前の記事にも書いたのですが、ストリップ業界やエンタメ、アングラ業界って特殊なルールが多いです。
自分も当初なにも知らなかったしいきなり怒鳴られたりしたこともあったけど、

知らない人には教えればいい。

これに尽きると思います。


曲に合わせて手拍子してねー」とか
キャストにもドリンクおごってあげてね
とか
キャストのパンツに手入れちゃダメだよ」とか(笑)
特に初めてきた人に向けては事前にしっかり説明するようにしています。


ちょっとぐらいこちらにとって失礼なことをされても、
きっと知らなかったからだ、そう思うと別に怒りとかは湧いて来ません。
その都度伝えるだけ。
明らか人としての常識的にありえないでしょ、みたいなことじゃない限り(笑)



そんな朱雀が今でも覚えている中でお客さんにブチ切れたのは一回だけ。


一体なにがあったの〜〜〜〜???





それは、デビューして2年ぐらい経った頃でした。

当時、レギュラーキャストとしてステージにバンバン出ていて、お客様からのプレゼントなどもよくいただくようになっていました。

その中で、差し入れと一緒にメモ紙が入っていたんです。


見ると、応援のメッセージとお客様のお名前、電話番号が書いてありました。
要はかけてくれってやつです。

こういうことはよくあったので驚きもなく、お気持ちだけいただいて電話はかけずにいました。

当時の団体ではお客様との個人的なつながりって別に禁止されてなかったんですけど、
自分は興味なかったので(笑)


電話番号をいただいた次の開催にも、それをくれたお客様はいらしてました。(認知してた)


50代ぐらい?の白髪の男性。

その時の開催ではショータイム前にキャストたちがフロアでチップを販売していたのですが、

差し入れのお礼も兼ねてその人のところに挨拶に行くことにしました。



朱雀「こんにちはー、今日も来てくださったんですねー!

お客さん「あ、朱雀くんだー

朱雀「前回は差し入れありがとうございました♪

お客さん「全然いいんだよー

朱雀「それから、番号いただいたのに電話できなくてごめんなさいね

お客さん「^_^」




このやりとりによって朱雀はブチ切れました。

ストリッパー人生で初めて激怒しました。






……ん?(・・?)

これのどこに怒る要素があるのかって??






だって、その人、こっちが謝ったあとニコニコしてるんですよ。








急にこちらに手を伸ばし、

すごい力で私の下腹部をつねりながら。






ほんと、尋常じゃない強さ。


ギ ュ ー ー ー ー ! ! ! って。

搾りたてレモンとでも間違えてんじゃないかってレベルでしたよもう。



え?なんでそんなことすんの?


めちゃくちゃ痛いし意味わかんないしで気付いたら私はそのお客さんの顔面を思い切り張り飛ばし

楽屋に引っ込んだのでした。



電話してもらえなかった腹いせなのか?

笑顔で人の身体抓ってくるとか頭おかしいな

そもそも電話してもらえるって何で思ったんだよ

それでも一応こっちは謝ってんだろうがよ

今すぐ帰れこのスカポンタン!!


思うところは色々ありましたが、とりあえずこの後の出番は出なきゃしょうがないんで普段通りこなしましたよ。


は?偉い俺。偉すぎる。



チップタイム含め、そのお客さんのところには一切行かなかったし目も合わせませんでしたが。(笑)





ストリッパー、というかパフォーマーって身体が商品だから断りもなく迂闊に触っちゃダメよ。

それも痛いぐらい強くなんて言語道断。


イベント側は、キャストがこういう被害に遭わないように気をつけるべきだし、遭ってしまったら全力でキャストを守り、毅然とした態度でそのお客に対処しなければいけないと思います!


その当時はどうだったかな…

確かその場では誰にも言わなかったと思う。

心配も迷惑もかけたくなかったし。


そのあたりは、ちゃんと相談しろよってキャスト側である過去の自分に言ってやりたいですね(笑)




てことで、ストリップをやるようになってお客さんにブチ切れたのはその一回だけだったと思いますが、なかなか強烈でしょ?♡


でも、その一件のおかげでもう我慢とかしない、嫌なことは表明する、お客さん相手だからって謙ったりしないという超合金メンタルが出来上がったので良しとします。(笑)


また、自分が主催している現場においてキャストがそういったことに巻き込まれた際のシミュレーションするいい機会にもなりました。

ブッ飛ばして返金なしの出禁です。←



しかし繰り返しますが、今では頭のおかしいお客さんってうちには全然いなくて、素敵な皆様ばかりでいつも感謝しております!


これからも美しい庭と美しい園を維持するため、心強いキャストと素晴らしいお客様に囲まれてイベントをやっていきたいですね(о´∀`о)


もし今後、ヤバ谷園なお客さんが現れたら……



結局それもここでネタにしちゃうんだろうな。(笑)


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